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【市況】ダウ先物は小動き 市場の雰囲気に変化はない 第2四半期への期待は根強い=米国株

米株価指数先物(6月限)(NY時間08:56)(日本時間21:56)
ダウ先物 40173(-3.00 -0.01%)
S&P500 5315.00(+6.50 +0.12%)
ナスダック100先物 18514.00(+39.00 +0.21%)

 米株価指数先物市場でダウ先物、ナスダック100とも小動きで推移している。ロンドン時間には堅調な推移を見せていたものの、NY時間にかけて伸び悩んでいる。きょうから第2四半期のスタートだが、第1四半期が好調な推移で終えており、第2四半期にも期待を高めているようだ。

 連休中に2月のPCEデフレータやパウエルFRB議長のスピーチなどが伝わっていたが、市場の雰囲気に変化はない。6月のFRBの利下げ期待を70%程度の確率で残しているものの、以前よりは利下げ期待を後退させてい状況。

 PCEデフレータは一部サービス分野のインフレが小幅な伸びに留まったことから、FRBを安心させる内容ではあったものの、賃金は力強い伸びを示し、個人消費も底堅さを示していた。一方、パウエル議長は先週末にサンフランシスコ連銀での討論会で、データに依存する路線を堅持する一方、利下げサイクルを急がない姿勢を強調していた。

 この上げ相場は今後も続く可能性があるとの声も根強い。S&P500が第1四半期に10%以上の上昇を記録した過去11回のうち、10回はその水準を上回る上昇で年を終えているとの指摘も出ている。

 半導体のマイクロン・テクノロジー<MU>が時間外で上昇。アナリストが目標株価を従来の120ドルから144ドルに引き上げた。連休前の終値から22%高い水準。投資判断は「買い」継続。

 AT&T<T>が時間外で下落。現在の顧客と元顧客の個人情報、計7300万人分がダークウェブ上に漏洩したと発表した。現在のアカウント保有者約760万人と元顧客6540万人の個人情報。

 3M<MMM>が時間外で上昇。同社は、ヘルスケア部門のソルベンタム<SOLV>のスピンオフを完了した。スピンオフ後の理論値上の連休前終値である88.68ドルから上昇している。同社はまた、有害性が指摘される有機フッ素化合物(PFAS)による全米約1万2000カ所の公共水道システムの汚染の責任を巡り、多数の米自治体に訴えられていた問題で、米連邦裁判所が、100億ドル以上の和解案を承認した。最大125億ドルまで拡大する可能性がある。

(NY時間09:06)(日本時間22:06)時間外
AT&T<T> 17.18(-0.42 -2.39%)
マイクロン<MU> 119.72(+1.83 +1.55%)
3M<MMM> 91.12(+2.44 +2.75%)

アップル<AAPL> 171.40(-0.08 -0.05%)
マイクロソフト<MSFT> 423.50(+2.78 +0.66%)
アマゾン<AMZN> 181.62(+1.24 +0.69%)
アルファベット<GOOG> 152.47(+0.21 +0.14%)
テスラ<TSLA> 176.36(+0.57 +0.32%)
メタ<META> 486.82(+1.24 +0.26%)
エヌビディア<NVDA> 904.60(+1.04 +0.12%)
AMD<AMD> 179.70(-0.79 -0.44%)
イーライリリー<NVDA> 778.19(+0.23 +0.03%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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