【材料】新興市場銘柄ダイジェスト:メンタルヘルスTは大幅に続伸、マイクロ波化学が大幅に3日ぶり反発
コラボス <日足> 「株探」多機能チャートより
<3908> コラボス 345 +17
大幅高。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>の三菱UFJニコス(東京都千代田区)が運営する国や地方自治体の各種補助金や助成金の申請準備を支援するサービス「補助金アドバイザリー・サポートサービス」の受付業務に、コラボスの統合顧客情報管理(CRM)マーケティングシステム「GROWCE」が採用されたと発表している。ミスが発生しそうな業務を自動化できた点などが採用の決め手になったという。
<9218> メンタルヘルスT 951 +121
大幅に続伸。従来未定としていた24年12月期の業績予想を発表している。売上高予想を前期比123.0%増の58.16億円とする一方、営業利益予想は20.2%減の4.00億円とした。看護補助者領域に強みを持つ人材サービスを展開するタスクフォース(大阪市)の子会社化などが売上高の拡大に寄与する見込みだが、株式報酬費用やタスクフォース社の株式取得に関連する一時費用などで一時的に減益となる。
<4169> エネチェンジ 757 -150
ストップ安。24年12月期の業績予想を未定に修正している。従来は売上高予想を100.00億円としていた。EV充電インフラ1号合同会社を連結範囲に含めることから、業績予想の前提条件に関して再検討が必要であると判断したため。EV充電事業のSPCスキームについては、外部調査委員会を設置して調査する。これに伴い、23年12月期有価証券報告書の提出期限延長申請を検討しているという。
<2160> GNI 3005 +20
6日ぶり反発。グループの中核子会社であるGyre Therapeutics, Inc.(GYRE)が米証券取引委員会に23年度通期のフォーム10-K(有価証券報告書相当)を提出したと発表している。日本で未開示の主な特筆事項として、GYREの中国子会社である北京コンチネントが中国で開発中の新規化合物「F230」(適応症は肺動脈性肺高血圧症)について、第1相臨床試験の開始申請を中国当局へ提出したことなどを明らかにしている。
<2388> ウェッジHD 87 +2
大幅に4日ぶり反発。持分法適用関連会社のGroup Lease PCL.(GL)に対して提起されている会社更生申し立てについて、タイ中央破産裁判所が棄却したと発表している。GLは、Jトラスト<8508>の子会社であるJTrust Asia Pte.Ltd.(JTA)から23年7月に会社更生手続きを申し立てられていた。申し立て棄却で買い安心感が広がっていることに加え、低位株とあって手掛けやすいことも買いを誘っているようだ。
<9227> マイクロ波化学 1114 +102
大幅に3日ぶり反発。東証から貸借銘柄に選定されたと発表している。選定日は28日で、同日売買分から実施。マイクロ波化学株は制度信用銘柄に選定済みで、貸借銘柄選定で同社株の流動性や需給が向上し、売買の活性化につながるとの期待が広がっている。19日に昨年来安値を記録してから株価が下げ止まっており、自律反発への思惑も買いを後押ししているとみられる。
《ST》
提供:フィスコ