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【通貨】外為サマリー:151円40銭台に戻す、FRB理事発言がドルを下支え

米ドル/円 <5分足> 「株探」多機能チャートより
 28日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=151円42銭前後と前日の午後5時時点に比べて30銭弱のドル安・円高となっている。

 27日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=151円33銭前後と前日に比べて20銭強のドル安・円高で取引を終えた。日本政府・日銀による円買い介入への警戒感から欧州市場では一時151円03銭まで軟化したが、ニューヨーク市場では下げ渋った。

 この日の東京市場のドル円相場は底堅い展開で、午前9時50分ごろには151円43銭まで戻す場面があった。日本時間の朝方に米連邦準備理事会(FRB)のウォラー理事が「最近の経済データでは年内に予想される利下げを遅らせるか、利下げの回数を減らすことが裏付けられる」「金利引き下げを急ぐことはない」などと述べたことが伝えられ、時間外取引で米長期金利が小幅ながら上昇していることがドルの下支えとなっているようだ。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0818ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0010ドル弱のユーロ安・ドル高。対円では1ユーロ=163円74銭前後と同50銭程度のユーロ安・円高で推移している。

出所:MINKABU PRESS

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