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【通貨】今日の為替市場ポイント:株高を意識してドルは下げ渋る可能性

米ドル/円 <日足> Slowストキャス 「株探」多機能チャートより

27日のドル・円は、東京市場では151円45銭から151円97銭まで反発。欧米市場では151円84銭から151円03銭まで下落し、151円33銭で取引終了。本日28日のドル・円は主に151円台で推移か。米長期金利はやや低下したが、株高を意識してドルは下げ渋る可能性がある。

報道によると、日本銀行の植田総裁は27日に開かれた衆院財務金融委員会に出席し、為替相場について「動きや水準について具体的にコメントすることは差し控える」と述べたが、「金融政策は為替相場を直接コントロールの対象としていない」、「為替政策は財務省の所管と理解している」と語った。また、植田総裁は「政府と緊密に連携しつつ、引き続き為替市場の動向や経済・物価への影響を十分注視していく」と述べており、現在の円安を問題視していることを示唆した。

ただ、市場参加者の間からは「米国側の事情も絡んでおり、為替介入がすみやかに実施される保証はないため、具体的なドル売り材料が提供されない場合、ドル・円は150円台を維持する可能性が高い」との声が聞かれている。

《CS》

 提供:フィスコ

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