【材料】ドラフトキングスが下落　大学スポーツでのプロップベット禁止の方向と伝わる＝米国株個別

（NY時間14:13）（日本時間02:58）
ドラフトキングス<DKNG>　45.38（-3.30　-6.78%）

　スポーツカジノのドラフトキングス<DKNG>が下落。スポーツ専門局ＥＳＰＮの記者がＸへの投稿で、全米大学体育協会（ＮＣＡＡ）のベイカー会長が全てのカジノ市場での、大学スポーツでのプロップベットを禁止する方向で動いていると報じた。

　ベイカー会長によると、ＮＣＡＡは大学スポーツでプロップベットをまだ認めている州の関係者に連絡を取り、禁止している他の州に加わるよう要請しているという。同会長は、スポーツカジノの問題は全米で増加傾向にあり、プロップベットは競技の公平性を脅かすものだと述べている。

　アナリストは「大学スポーツのプロップベットの本格的禁止は、スポーツベッティングのハンドル（総額）に逆風になる可能性がある」と述べている。一方、別のアナリストからは「大学スポーツのプロップベットは昨年賭けられた総額の約１．４％に過ぎず、全面禁止でもオンラインスポーツカジノの業界に重大な影響を与えるこはないだろう」といった見解も出ている。

　ただ、先週以降、ＭＬＢの大谷選手の通訳、ＮＢＡのポータ選手、そして今回のベイカー会長の発言などネガティブなニュースが立て続けに流れる中で、市場も敏感になっているようだ。

【企業概要】
　テクノロジーと分析に基づいた、スポーツファンのためのダイナミックなデジタルスポーツエンターテイメントとゲームを扱う。デイリーファンタジースポーツコンテスト・スポーツ賭博・iGaming等を通じて、ユーザーに楽しさと充実感を味わえる環境を提供する。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美

株探ニュース