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【市況】株価指数先物【昼】 日銀会合の結果判明後に再動意か


 日経225先物は11時30分時点、前日比200円安の3万9320円(-0.50%)前後で推移。寄り付きは3万9320円と、シカゴ日経平均先物(6月限)清算値(3万9415円)を下回り、売り先行で始まった。現物の寄り付き時に付けた3万9390円を高値にロングの利益確定が優勢となるなか、中盤にかけて3万9180円まで下落幅を広げた。ただし、終盤にかけては押し目待ち狙いのロングが入る形で下落幅を縮めており、寄り付き水準を回復した。

 日経225先物は、前日の大幅な上昇に対する利益確定の動きが優勢となった。日銀の金融政策決定会合でのマイナス金利解除は織り込まれたものの、結果を見極めたいとする模様眺めムードも強まったようだ。また、エヌビディア<NVDA>が時間外取引で1.7%ほど下落したほか、グローベックスのナスダック100先物が弱含みで推移するなか、利食いが入りやすい状況だった。ただし、終盤にかけて下げ渋りをみせて寄り付き水準まで戻していることから、日銀会合の結果判明後には再動意をみせてくる展開が期待されそうだ。

 なお、NT倍率は先物中心限月で14.52倍に低下した。25日移動平均線に上値を抑えられる形となり、前日の安値水準まで低下している。ボリンジャーバンドの-1σ水準まで低下したことで、調整一巡感が意識されやすく、方向性を見極めたいところであろう。

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