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【市況】東京株式(前引け)=反落、日銀決定会合の結果発表控え様子見

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより
 19日前引けの日経平均株価は前営業日比144円15銭安の3万9596円29銭と反落。前場のプライム市場の売買高概算は8億1180万株、売買代金概算は2兆1277億円。値上がり銘柄数は948、対して値下がり銘柄数は642、変わらずは66銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場は日銀の金融政策決定会合の結果発表を控え様子見ムードが広がり、日経平均は軟調に推移した。前日に先物主導で1000円を超える上昇を示していたこともあり、きょうは目先筋の利益確定売りや機関投資家のポジション調整の売りなどが上値を押さえる形となった。ただ、下値では押し目買いも観測され下げ幅は限定的。なお、値上がり銘柄数が値下がりを上回っている。日銀の決定会合の結果は昼ごろに開示される見通しで、既に政策変更はおおむね織り込まれているが、引け後に植田日銀総裁の記者会見も予定されており、全体相場は後場に不安定な値動きとなることも予想される。

 個別では売買代金で群を抜くレーザーテック<6920>が上値指向を継続、東京エレクトロン<8035>、ディスコ<6146>なども上昇した。さくらインターネット<3778>が大きく買われたほか、ニデック<6594>も値を上げた。三井住友フィナンシャルグループ<8316>などメガバンクもしっかり。YTL<1773>が急騰、太平洋工業<7250>も物色人気に。半面、東京電力ホールディングス<9501>が下値を模索、アドバンテスト<6857>も売りに押された。ソフトバンクグループ<9984>も軟調な値動き。三井E&S<7003>が大幅安、ダブル・スコープ<6619>の下げも目立つ。このほか、エイチ・アイ・エス<9603>が利食われた。

出所:MINKABU PRESS

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