【市況】ダウ平均は3日ぶりに反発 アルファベットが上昇 IT・ハイテク株に買い戻し=米国株序盤
NY株式18日(NY時間11:29)(日本時間00:29)
ダウ平均 38887.81(+173.04 +0.45%)
ナスダック 16189.98(+216.81 +1.36%)
CME日経平均先物 39515(大証終比:-5 -0.01%)
きょうの米株式市場でダウ平均は3日ぶりに反発。きょうはIT・ハイテク株の買い戻しが強まっており、ナスダックも大幅高。エヌビディア<NVDA>やテスラ<TSLA>、アルファベット<GOOG>が上昇しており、上げを牽引している。
明日からのFOMCを前に、その結果を見極めたい雰囲気も強い。政策は据え置きが有力視されているが、今回は各委員の金利見通し(ドット・プロット)も公表され、市場は注目している。12月FOMC時点での中央値は今年末までに3回の利下げを予想し、市場はハト派な驚きとなっていた。FRBは現在、年内利下げ観測は追認しているものの、もう少し証拠が必要とのスタンスを強調している。
ただ、先週発表のインフレ指標がインフレの根強さを示したことから、市場は年内利下げ期待を後退させている。短期金融市場では、6月利下げ開始期待を後退させているほか、年内3回、計0.75%ポイントの利下げも完全には織り込んでいない。今回もドット・プロットは年内3回の利下げを見込むとの見方がコンセンサスになっているものの、下振れリスクも意識されているようだ。
エヌビディア<NVDA>が4日ぶりに反発。アナリストが目標株価を従来の880ドルから1050ドルに引き上げた。投資判断は「買い」継続。
アルファベット<GOOG>が上昇。アップル<AAPL>がアイフォーンのソフトウエアに今年搭載する新たな機能を強化するため、グーグルの生成AI「ジェミニ」のライセンスを取得する交渉を行っていると伝わった。
テスラ<TSLA>が続伸。週末にウェブサイトで、すべての「モデルY」の価格を4月1日に1000ドル値上げすると発表した。
クラウドのハシコープ<HCP>が上昇。売却を含む選択肢を検討していると伝わった。同社はここ数カ月、財務アドバイザーと協力して、買い手候補からの関心を測っており、他業界の関係者とも交渉を行っているという。
スポーツカジノ向け電子決済などを手掛けるカナダのヌベイ<NVEI>が大幅高。休み中に投資会社のアドベント・インターナショナル社が同社の買収に近づいていると伝わった。
レンタカー大手のハーツ・グローバル<HTZ>が下落。先週末引け後にシャーCEOを交代させる人事を発表した。後任には、GM<GM>のロボタクシー事業を手掛けるクルーズの元COO、ウェスト氏が就任する。ウェスト氏は4月1日付で取締役会入りする。
投資銀行のB・ライリー・フィナンシャル<RILY>が下落。同銀は元ビジネス・パートナーとの取引について空売り筋から攻撃を受けているが、延長期間が終了した後も監査済み年次報告書を提出できなかった。
ペプシコ<PEP>が上昇。アナリストが投資判断を「買い」に引き上げた。目標株価は190ドル。
ハシコープ<HCP> 28.46(+1.96 +7.40%)
ヌベイ<NVEI> 27.92(+6.26 +28.90%)
ハーツ<HTZ> 7.24(-0.34 -4.47%)
B・ライリー<RILY> 16.27(-1.31 -7.45%)
ペプシコ<PEP> 171.52(+6.86 +4.17%)
アップル<AAPL> 176.81(+4.19 +2.42%)
マイクロソフト<MSFT> 418.85(+2.43 +0.58%)
アマゾン<AMZN> 175.24(+0.82 +0.47%)
アルファベットC<GOOG> 151.90(+9.73 +6.84%)
テスラ<TSLA> 173.82(+10.25 +6.27%)
メタ<META> 492.12(+8.02 +1.66%)
AMD<AMD> 190.27(-0.79 -0.41%)
エヌビディア<NVDA> 885.62(+7.26 +0.83%)
イーライリリー<LLY> 765.03(+10.86 +1.44%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
ダウ平均 38887.81(+173.04 +0.45%)
ナスダック 16189.98(+216.81 +1.36%)
CME日経平均先物 39515(大証終比:-5 -0.01%)
きょうの米株式市場でダウ平均は3日ぶりに反発。きょうはIT・ハイテク株の買い戻しが強まっており、ナスダックも大幅高。エヌビディア<NVDA>やテスラ<TSLA>、アルファベット<GOOG>が上昇しており、上げを牽引している。
明日からのFOMCを前に、その結果を見極めたい雰囲気も強い。政策は据え置きが有力視されているが、今回は各委員の金利見通し(ドット・プロット)も公表され、市場は注目している。12月FOMC時点での中央値は今年末までに3回の利下げを予想し、市場はハト派な驚きとなっていた。FRBは現在、年内利下げ観測は追認しているものの、もう少し証拠が必要とのスタンスを強調している。
ただ、先週発表のインフレ指標がインフレの根強さを示したことから、市場は年内利下げ期待を後退させている。短期金融市場では、6月利下げ開始期待を後退させているほか、年内3回、計0.75%ポイントの利下げも完全には織り込んでいない。今回もドット・プロットは年内3回の利下げを見込むとの見方がコンセンサスになっているものの、下振れリスクも意識されているようだ。
エヌビディア<NVDA>が4日ぶりに反発。アナリストが目標株価を従来の880ドルから1050ドルに引き上げた。投資判断は「買い」継続。
アルファベット<GOOG>が上昇。アップル<AAPL>がアイフォーンのソフトウエアに今年搭載する新たな機能を強化するため、グーグルの生成AI「ジェミニ」のライセンスを取得する交渉を行っていると伝わった。
テスラ<TSLA>が続伸。週末にウェブサイトで、すべての「モデルY」の価格を4月1日に1000ドル値上げすると発表した。
クラウドのハシコープ<HCP>が上昇。売却を含む選択肢を検討していると伝わった。同社はここ数カ月、財務アドバイザーと協力して、買い手候補からの関心を測っており、他業界の関係者とも交渉を行っているという。
スポーツカジノ向け電子決済などを手掛けるカナダのヌベイ<NVEI>が大幅高。休み中に投資会社のアドベント・インターナショナル社が同社の買収に近づいていると伝わった。
レンタカー大手のハーツ・グローバル<HTZ>が下落。先週末引け後にシャーCEOを交代させる人事を発表した。後任には、GM<GM>のロボタクシー事業を手掛けるクルーズの元COO、ウェスト氏が就任する。ウェスト氏は4月1日付で取締役会入りする。
投資銀行のB・ライリー・フィナンシャル<RILY>が下落。同銀は元ビジネス・パートナーとの取引について空売り筋から攻撃を受けているが、延長期間が終了した後も監査済み年次報告書を提出できなかった。
ペプシコ<PEP>が上昇。アナリストが投資判断を「買い」に引き上げた。目標株価は190ドル。
ハシコープ<HCP> 28.46(+1.96 +7.40%)
ヌベイ<NVEI> 27.92(+6.26 +28.90%)
ハーツ<HTZ> 7.24(-0.34 -4.47%)
B・ライリー<RILY> 16.27(-1.31 -7.45%)
ペプシコ<PEP> 171.52(+6.86 +4.17%)
アップル<AAPL> 176.81(+4.19 +2.42%)
マイクロソフト<MSFT> 418.85(+2.43 +0.58%)
アマゾン<AMZN> 175.24(+0.82 +0.47%)
アルファベットC<GOOG> 151.90(+9.73 +6.84%)
テスラ<TSLA> 173.82(+10.25 +6.27%)
メタ<META> 492.12(+8.02 +1.66%)
AMD<AMD> 190.27(-0.79 -0.41%)
エヌビディア<NVDA> 885.62(+7.26 +0.83%)
イーライリリー<LLY> 765.03(+10.86 +1.44%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美