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【市況】ゼレンスキー大統領、2000キロに及ぶ防衛線の構築を急ぐ

 ゼレンスキー大統領は2000キロに及ぶ防衛線の構築を急いでいることを明らかにした。ブルームバーグが伝えた。ウクライナは弾薬不足でロシアの攻勢に押されている。ウクライナのシュミハリ首相の報告を受けた後でゼレンスキー大統領は、三層からなる防衛線の速やかな完了を期待していると投稿。膨大な任務だが、これまでのペースは良好だと続けた。

 この取り組みは、3年目に入った戦争の勢いの変化を物語る。ロシア軍が前進する一方で、ウクライナ軍は弾薬の在庫が縮小し、西側が供給した兵器を駆使した昨年の反転攻勢も実を結ばなかった。

 英国防省は、「竜の歯」と呼ばれる対戦車障害物や溝、塹壕、地雷原などでウクライナが防御を強化するのはほぼ確実だと指摘。現在攻勢に出ているロシアの進軍や局地的勝利を利用する能力が、防衛線の拡大で弱められる公算は大きいとXに投稿した防衛最新情報で論じた。

 また、ゼレンスキー大統領はまた、フランス軍がウクライナに展開し、戦闘に参加する必要性を否定。Xで公表されたフランスのBFMテレビとのインタビュー抜粋によると、同氏は「ウクライナが持ちこたえる限り、フランス軍はフランス領内に留まるだろう」と語った。

出所:MINKABU PRESS

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