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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):セリア、オンワード、エニーカラー

セリア <日足> 「株探」多機能チャートより
■セリア <2782>  3,060円  +136 円 (+4.7%)  本日終値
 セリア<2782>は4日ぶりに反発。5日の取引終了後に発表した2月度の月次売上高で、既存店売上高が前年同月比7.0%増となり、4カ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。客数が同6.4%増と大幅に伸びたことが牽引した。なお、全社売上高は同11.1%増だった。

■オンワード <8016>  519円  +22 円 (+4.4%)  本日終値
 オンワードホールディングス<8016>が続伸。5日の取引終了後に2月度の月次売上概況を公表した。既存店売上高は前年同月比16.9%増と高い伸びを示し、評価されたようだ。全店ベースでは同13.5%増。全国的に気温が平年よりも高く推移し、春物アウターやニット、パンツなど中軽衣料などが好調だった。OMOサービス「クリック&トライ」の利用顧客数と購入単価が引き続き拡大。オーダーメイドブランド「KASHIYAMA」を展開するオンワードパーソナルスタイルは、プロモーションの強化が奏功し、来店客数と売り上げが大幅に伸びた。

■ANYCOLOR <5032>  3,220円  +125 円 (+4.0%)  本日終値
 ANYCOLOR<5032>は4日ぶりに反発した。東京証券取引所が5日の取引終了後、エニーカラーを6日付で貸借銘柄に選定すると発表。株式の流動性向上に期待した買いが入ったようだ。日本証券金融も6日約定分から、エニーカラーを貸借銘柄に追加した。

■クスリアオキ <3549>  3,212円  +112 円 (+3.6%)  本日終値
 クスリのアオキホールディングス<3549>が続伸。同社は5日取引終了後、2月度の月次営業速報を公表。既存店売上高は前年同月比8.6%増となり、1月度の伸び率(4.7%増)から拡大したことが好感されたようだ。既存店の客数が同7.2%増となったほか、客単価も同1.4%上昇したことが寄与。なお、全店ベースの売上高は同13.9%増(1月度は9.9%増)となった。

■エービーシー・マート <2670>  2,698円  +87 円 (+3.3%)  本日終値
 エービーシー・マート<2670>が3日続伸。5日の取引終了後に発表した2月度概況で、既存店売上高が前年同月比18.1%増と24カ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。在庫一掃セールによって集客が増加したことが牽引したほか、前年に比べて土曜日が1日多かったことや閏日があったことも寄与した。商品別では、春物の新作スニーカーやアパレル、新生活に向け学需のローファーも好調だった。なお、全店売上高は同17.7%増だった。

■日本コークス工業 <3315>  124円  +4 円 (+3.3%)  本日終値
 日本コークス工業<3315>が続伸。午後1時ごろ、技術開発中のCCVD(触媒気相蒸着)技術を活用したCO2からの炭素材(カーボンナノファイバーなど)製造が、NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)が公募する課題設定型助成事業に採択されたと発表しており、好材料視された。同社が開発するCCVD技術による炭素材製造は、北九州事業所でコークス製造に伴い発生するCO2を回収・使用する。CO2から炭素材を製造する通常のプロセスとは異なり、コークス炉ガスを使用する独自の方法で、従来の製法に比べて炭素材を安価に製造することが可能になるという。なお、製造された炭素材は、自動車業界でニーズのある電池の導電材や、タイヤの材料であるカーボンブラックなどへの利用が期待されている。

■アシックス <7936>  6,700円  +142 円 (+2.2%)  本日終値
 アシックス<7936>が5日続伸。株価は連日の上場来高値に値を上げている。岩井コスモ証券は5日、同社株の投資判断の「A」を継続するとともに、目標株価を6600円から7400円に引き上げた。23年12月期の連結営業利益は前の期比59.4%増の542億1500万円と最高益を更新。ランニングシューズなどが好調に推移している。24年12月期の同利益は会社予想の580億円(前期比7.0%増)に対して610億円への増額修正を見込んでいる。今期配当も前期比5円増の70円の予定。中華圏での成長が続いているほか、インドの成長本格化に期待している。

■ワールド <3612>  1,918円  +39 円 (+2.1%)  本日終値
 ワールド<3612>が反発。5日の取引終了後に発表した2月度の月次売上概況で、既存店売上高が前年同月比7.5%増と24カ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。うるう年の影響で営業日と休日数がそれぞれ1日多い影響が6.0%程度あったほか、今すぐ着られるニットやショートコートとったセール販売が引き続き好調だった。また、統計上でも稀な高気温などを背景として春物商戦が本格的に始まったほか、セレモニー商材のピークも加わり、春物プロパーへ鮮明にシフトした。

■ユー・エス・エス <4732>  2,646円  +51 円 (+2.0%)  本日終値
 ユー・エス・エス<4732>が反発。3月31日を基準日として1株を2株に株式分割すると発表しており、好材料視された。投資単位当たりの金額を引き下げ株式の流動性を高めることで、投資家により投資しやすい環境を整え、投資家層の更なる拡大を目指すという。効力発生日は4月1日。

■大戸屋ホールディングス <2705>  5,300円  +60 円 (+1.2%)  本日終値
 大戸屋ホールディングス<2705>が反発。5日の取引終了後に発表した2月度の月次売上高で、既存店売上高が前年同月比16.1%増となり、28カ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。客数が同9.0%増と増加基調を継続していることに加えて、客単価も同6.5%増と上昇した。

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