【材料】新興市場銘柄ダイジェスト:光フードサービスは大幅に続落、売れるネット広告がストップ高
<138A> 光フードサービス 4545 -715
大幅に続落。2月29日に公開価格(2660円)の約2.2倍となる5850円で初値を付けた後、一時6850円まで急伸。その後はもみ合いながらも値を下げる展開が続いている。光フードサービスは立呑み居酒屋などを手掛けており、24年11月期の営業利益予想は前期比19.0%増の3.12億円。好業績予想を背景に個人投資家を中心に人気化したが、3月下旬には新規株式公開(IPO)が相次ぐことから、投資資金を確保するための売りなどに押されているようだ。
<9235> 売れるネット広告 4465 +700
ストップ高。生成AIを用いてD2C(ネット通販)事業者の業務プロセスの自動化・省力化を実現するため、自社のクラウドサービス「売れるD2Cつくーる」に生成AIを活用したAIライティング機能を実装するための検証を開始したと発表している。Webサービス企画・開発のORENCH(福岡市)と共同で実施する。D2C事業者が行う文章の構成や修正作業の工数減少につながるとしている。
<5892> yutori 6130 +210
上場来高値。商品開発とプロデュースを手掛けるミニサイズコスメの新ブランド「minum(ミニュム)」を13日から全国のドラッグストアなどで順次販売開始すると発表している。i.D(東京都港区)との協業。全商品が手のひらサイズのコスメで、バブアイカラーパレットやバブグリッターなどが550円(税抜き)、ニュアンスアイライナーなどが500円(同)、ネイルポリッシュなどが300円(同)。
<5595> QPS研究所 3295 +500
ストップ高。防衛省から新たに宇宙領域の活用に必要な共通キー技術の先行実証に向けた衛星の試作を受注したと発表している。受注金額は56.49億円で、納期は28年5月期中。具体的な内容については、受注相手先に対する営業秘密保護の必要性から非開示としている。24年5月期の業績予想には織り込んでいないが、不確実性等の想定範囲に留まる見通し。25年5月期以降の業績に与える影響は現在精査中としている。
<9256> サクシード 1008 +150
ストップ高。24年3月期の期末配当予想を従来の無配から14.00円(前期末実績は無配)に増額修正している。初配となる。将来の事業展開に備えた内部留保を確保しつつ、株主へ安定的な配当の実施を通じた利益還元を行うことが可能と判断したとしている。初配実施が好感されていることに加え、サクシード株はこのところ軟調に推移していたことから、値頃感も買いを後押ししているようだ。
<9225> ブリッジコンサル 1760 +300
ストップ高。GENDA<9166>とM&A戦略を通じた相互事業の発展を企図して業務提携契約を締結したと発表している。ブリッジコンサルティンググループが培ってきた専門的な知見とノウハウで、GENDAのM&A戦略を総合的にバックアップすることが可能としている。また、戦略的業務提携の一環として、ベンチャーキャピタルファンド「GENDA Capital 1号ファンド」に有限責任組合員として参画する。GENDA株も大幅に反発している。
《ST》
提供:フィスコ