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【通貨】外為サマリー:一時149円80銭台に軟化、一部報道を受け日銀の政策正常化を意識

米ドル/円 <5分足> 「株探」多機能チャートより
 4日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=149円98銭前後と前週末の午後5時時点に比べて50銭程度のドル安・円高となっている。

 1日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=150円12銭前後と前日に比べて15銭程度のドル高・円安で取引を終えた。日銀による早期の政策正常化観測の後退を背景に一時150円72銭まで上伸したが、同日に発表された2月の米ISM製造業景況感指数などが低調だったことから伸び悩んだ。

 この日の東京市場は軟調な展開となっている。2日に一部で「政府が物価の上昇傾向を受けデフレ脱却を表明する検討に入ったことが分かった」と報じられたことで、再び日銀の政策正常化が意識されているもよう。前週末1日に米長期金利が低下したことから日米金利差の縮小を見込んだドル売り・円買いが出やすいこともあり、午前9時40分ごろには149円84銭まで下押す場面があった。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0846ドル前後と前週末の午後5時時点に比べて0.0035ドル程度のユーロ高・ドル安。対円では1ユーロ=162円66銭前後と同4銭程度のユーロ安・円高で推移している。

出所:MINKABU PRESS

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