【市況】ダウ平均は小幅高 予想通りのPCEデフレータにひとまず安心感=米国株概況
NY株式29日(NY時間16:20)(日本時間06:20)
ダウ平均 38996.39(+47.37 +0.12%)
S&P500 5096.27(+26.51 +0.52%)
ナスダック 16091.92(+144.18 +0.90%)
CME日経平均先物 39310(大証終比:+50 +0.13%)
きょうの米株式市場でダウ平均は小幅高で終えている。序盤は上昇して始まったものの、直ぐに伸び悩む動きとなり、下げに転じる場面も見られた。注目されていた1月のPCEデフレータは予想通りの結果となった。予想を上回る内容も警戒されていたことから、予想通りではあったが、ひとまず安心感に繋がった模様。
ただ、すでに早期利下げ期待を市場が後退させている中で、今回の結果でFRBの現在の姿勢が大きく変化が出ることはないと思われている。
きょうは月末の取引となった。今月は高値警戒感やAI主導の上昇の持続性に疑問を投げかけるような下げが相次いだものの、株価指数は今月もプラスで終えそうな情勢。決算も無難に通過し、米経済指標も底堅い内容が相次ぐ中、粘着性の強いインフレは懸念ではあるものの、ソフトランディングへの期待がある程度相殺し、米株式市場を支えたようだ。
半導体株が上昇し、フィラデルフィア半導体指数(SOX)は最高値を更新。米大手銀のアナリストは半導体企業の株価はここ数カ月急騰しているが、人工知能(AI)のような追い風が吹いていることから、同セクターの見通しは引き続き強いとの見解を示していた。PCや携帯、サーバーの需要も安定しており、半導体にはまだ強気だという。
ベスト・バイが上昇。取引開始前に11-1月期決算(第4四半期)を発表し、既存店売上高が予想ほどの減収にならなかったほか、1株利益、売上高も予想を上回った。需要が改善しつつある兆候を示した。また、ガイダンスでは通期の既存店売上高の見通しは冴えないものの、第1四半期は予想外に増収の見通しを示した。
クラウドを活用したビッグデータの保管分析サービスを手掛けるスノーフレーク<SNOW>が決算を受け大幅安。ガイダンスを嫌気しており、第1四半期、通期とも製品売上高の見通しが予想を下回った。
体重管理プログラムを手掛けるWWインターナショナル<WW>が大幅安。人気司会者ウィンフリー氏が同社の取締役を退任すると発表した。決算も発表しており、数年に渡る減収基調を好転させる取り組みが奏功していないことを浮き彫りにしている。
ユーザー管理や分析レポートのソフトウエア開発のオクタ<OKTA>が決算を受け大幅高。情報漏洩事件を受け、投資家は今回の決算を心配していたが、大規模な離反も見られず、安心材料となったようだ。
AIアプリケーション開発のC3・ai<AI>が決算を受け大幅高。同社のAI関連製品への需要が引き続き旺盛であることを示した。サブスクの好調さと政府系顧客からの需要が堅調。
電力・ガスのエクセル・エナジー<XEL>が下落。同社は米国中西部および西部でサービスを展開しているが、テキサス州で史上最悪の山火事が発生しており、それへの関与が危惧されている。
スノーフレーク<SNOW> 188.28(-41.72 -18.14%)
ベスト・バイ<BBY> 80.88(+1.20 +1.51%)
WWインター<WW> 3.12(-0.70 -18.22%)
オクタ<OKTA> 107.30(+20.00 +22.91%)
C3・ai<AI> 36.97(+7.28 +24.52%)
エクセル・エナジー<XEL> 52.69(-4.98 -8.64%)
アップル<AAPL> 180.75(-0.67 -0.37%)
マイクロソフト<MSFT> 413.64(+5.92 +1.45%)
アマゾン<AMZN> 176.76(+3.60 +2.08%)
アルファベットC<GOOG> 139.78(+2.35 +1.71%)
テスラ<TSLA> 201.88(-0.16 -0.08%)
メタ<META> 490.13(+6.11 +1.26%)
AMD<AMD> 192.53(+15.99 +9.06%)
エヌビディア<NVDA> 791.12(+14.49 +1.87%)
イーライリリー<LLY> 753.68(-3.96 -0.52%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
ダウ平均 38996.39(+47.37 +0.12%)
S&P500 5096.27(+26.51 +0.52%)
ナスダック 16091.92(+144.18 +0.90%)
CME日経平均先物 39310(大証終比:+50 +0.13%)
きょうの米株式市場でダウ平均は小幅高で終えている。序盤は上昇して始まったものの、直ぐに伸び悩む動きとなり、下げに転じる場面も見られた。注目されていた1月のPCEデフレータは予想通りの結果となった。予想を上回る内容も警戒されていたことから、予想通りではあったが、ひとまず安心感に繋がった模様。
ただ、すでに早期利下げ期待を市場が後退させている中で、今回の結果でFRBの現在の姿勢が大きく変化が出ることはないと思われている。
きょうは月末の取引となった。今月は高値警戒感やAI主導の上昇の持続性に疑問を投げかけるような下げが相次いだものの、株価指数は今月もプラスで終えそうな情勢。決算も無難に通過し、米経済指標も底堅い内容が相次ぐ中、粘着性の強いインフレは懸念ではあるものの、ソフトランディングへの期待がある程度相殺し、米株式市場を支えたようだ。
半導体株が上昇し、フィラデルフィア半導体指数(SOX)は最高値を更新。米大手銀のアナリストは半導体企業の株価はここ数カ月急騰しているが、人工知能(AI)のような追い風が吹いていることから、同セクターの見通しは引き続き強いとの見解を示していた。PCや携帯、サーバーの需要も安定しており、半導体にはまだ強気だという。
ベスト・バイが上昇。取引開始前に11-1月期決算(第4四半期)を発表し、既存店売上高が予想ほどの減収にならなかったほか、1株利益、売上高も予想を上回った。需要が改善しつつある兆候を示した。また、ガイダンスでは通期の既存店売上高の見通しは冴えないものの、第1四半期は予想外に増収の見通しを示した。
クラウドを活用したビッグデータの保管分析サービスを手掛けるスノーフレーク<SNOW>が決算を受け大幅安。ガイダンスを嫌気しており、第1四半期、通期とも製品売上高の見通しが予想を下回った。
体重管理プログラムを手掛けるWWインターナショナル<WW>が大幅安。人気司会者ウィンフリー氏が同社の取締役を退任すると発表した。決算も発表しており、数年に渡る減収基調を好転させる取り組みが奏功していないことを浮き彫りにしている。
ユーザー管理や分析レポートのソフトウエア開発のオクタ<OKTA>が決算を受け大幅高。情報漏洩事件を受け、投資家は今回の決算を心配していたが、大規模な離反も見られず、安心材料となったようだ。
AIアプリケーション開発のC3・ai<AI>が決算を受け大幅高。同社のAI関連製品への需要が引き続き旺盛であることを示した。サブスクの好調さと政府系顧客からの需要が堅調。
電力・ガスのエクセル・エナジー<XEL>が下落。同社は米国中西部および西部でサービスを展開しているが、テキサス州で史上最悪の山火事が発生しており、それへの関与が危惧されている。
スノーフレーク<SNOW> 188.28(-41.72 -18.14%)
ベスト・バイ<BBY> 80.88(+1.20 +1.51%)
WWインター<WW> 3.12(-0.70 -18.22%)
オクタ<OKTA> 107.30(+20.00 +22.91%)
C3・ai<AI> 36.97(+7.28 +24.52%)
エクセル・エナジー<XEL> 52.69(-4.98 -8.64%)
アップル<AAPL> 180.75(-0.67 -0.37%)
マイクロソフト<MSFT> 413.64(+5.92 +1.45%)
アマゾン<AMZN> 176.76(+3.60 +2.08%)
アルファベットC<GOOG> 139.78(+2.35 +1.71%)
テスラ<TSLA> 201.88(-0.16 -0.08%)
メタ<META> 490.13(+6.11 +1.26%)
AMD<AMD> 192.53(+15.99 +9.06%)
エヌビディア<NVDA> 791.12(+14.49 +1.87%)
イーライリリー<LLY> 753.68(-3.96 -0.52%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美