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【市況】NY株式:NYダウは23ドル安、重要インフレ指標控えた調整

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

米国株式市場は下落。ダウ平均は23.39ドル安の38,949.02ドル、ナスダックは87.56ポイント安の15,947.74で取引を終了した。

10-12月期国内総生産(GDP)改定値が予想外に下方修正され景気への楽観的見方が後退し、寄り付き後、下落。同時に、長期金利の低下が安心感につながり下値を支えた。終日軟調に推移も、重要インフレ指標の発表を明日に控えた調整で終盤にかけた買戻しに下げ幅を縮小し、終了。セクター別では不動産、自動車・自動車部品が上昇した一方で、半導体・同製造装置が下落した。

ディスカウント衣料品小売りのTJX(TJX)は四半期決算で強い売り上げが弱い見通しを相殺したほか、増配が好感され、上昇。オンライン旅行社のブッキング・ホールディングス(BKNG)はアナリストの目標株価引き上げで上昇。不動産・融資会社のレンディングツリー(TREE)は第4四半期決算で、予想外の黒字を計上し、上昇した。代替肉メーカーのビヨンドミート(BYND)は第4四半期決算で売上高が予想を上回ったほか大幅コスト削減計画が好感され、さらに、空売り投資家のショートカバーを巻き込み、上昇。

管理医療会社のユナイテッドヘルス(UNH)は、司法省が反トラストで調査に乗り出したとの報道を警戒し、下落。また、ビールメーカーのボストン・ビア(SAM)は第4四半期決算で予想を上回る損失を発表したほか、最高経営責任者(CEO)の退任が発表され、売られた。バイオのノババックス(NVAX)は第4四半期決算の内容が予想を下回り、下落。

ソフトウエア・ソリューション会社のスノーフレーク(SNOW)は取引終了後に四半期決算を発表。見通しが予想を下回ったほか、CEOが退任を発表し、時間外取引で売られている。


(Horiko Capital Management LLC)

《ST》

 提供:フィスコ

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