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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):ユビAI、ロボペイ、シノプス

ユビAI <日足> 「株探」多機能チャートより
■ユビキタスAI <3858>  700円  +100 円 (+16.7%) ストップ高   本日終値
 ユビキタスAI<3858>、シルバーエッグ・テクノロジー<3961>がいずれも前日に続きストップ高まで買われる人気となったほか、AIソフト開発及びビルドアップパッケージ(AI人材の育成支援)を手掛けるAVILEN<5591>、AIを活用した多角的なソリューションビジネスを展開するヘッドウォータース<4011>などAI関連株への投資資金流入が加速。米国株市場では生成AI市場の急拡大を背景に業績を飛躍的に拡大させているエヌビディア<NVDA>が時価総額で300兆円近くまで膨張させ、アマゾン・ドット・コム<AMZN>やアルファベット<GOOGL>を抜き脚光を浴びている。これが日米ともにAI関連株への物色の矛先が強まる背景となっており、相対的に株価が出遅れている銘柄でビジネスモデルに成長性が認められるものを中心に投資マネーが流れ込んでいる。

■ロボペイ <4374>  3,030円  +319 円 (+11.8%)  本日終値
 ROBOT PAYMENT<4374>が大幅高で3日続伸。この日の寄り前、決済プラットフォームの開発・提供を行うユニヴァ・ペイキャスト(東京都港区)と業務提携し、「PayPay」や「Alipay」などのQRコード決済の取り扱いを開始したと発表しており、好材料視された。ロボペイが展開する「サブスクペイ」は、サブスクリプション事業に特化した顧客管理・自動課金クラウド。今回、ユニヴァペイと提携することで、「サブスクペイ」を利用する顧客は複数のQRコード決済銘柄を利用することができ、今後新しい銘柄も自動的に追加されることになる。これにより国内での利便性向上だけではなく、訪日外国人観光客への対応や越境ECの展開が可能になるとしている。

■シノプス <4428>  1,484円  +145 円 (+10.8%)  本日終値
 シノプス<4428>が4連騰し昨年来高値を更新。27日の取引終了後、惣菜に特化した需要予測型自動発注サービス「sinops-CLOUD 惣菜」がイオン九州<2653>に採用され、GMS(総合スーパー)とSM(スーパーマーケット)250店舗に導入されることになったと発表しており、好材料視された。イオン九州は、13年からシノプスの需要予測型自動発注サービス「sinops-R5」など、複数のsinopsシリーズを導入し、日配品やグロサリーなどの分野で稼働しており、日配品用のロジックで惣菜の自動発注も行っていた。今回の採用は惣菜に特化し、より高精度な需要予測を可能とするためで、高精度な需要予測データに基づく発注により、チャンスロスと値引き・廃棄ロス低減の両立を目指すとしている。なお、2月28日から各店舗に順次導入を予定している。

■Jティッシュ <7774>  595円  +54 円 (+10.0%)  本日終値
 ジャパン・ティッシュエンジニアリング<7774>が後場上げ幅を拡大。午前11時30分ごろ、自家培養軟骨「ジャック」の変形性膝関節症への適応拡大に向けた臨床試験の治験終了届書を医薬品医療機器総合機構(PMDA)へ提出したと発表しており、進捗状況を好感した買いが入った。同試験は、変形性膝関節症と診断された患者を対象とし、ヒアルロン酸ナトリウム製剤による関節内注射治療を対照とした多施設共同無作為化非盲検並行群間比較試験により、自家培養軟骨の有効性及び安全性を確認することを目的としたもの。これにより、ヒアルロン酸ナトリウム製剤投与群に対して統計的に有意な臨床症状の改善が示されたことに加え、自家培養軟骨の移植によって変形性膝関節症による軟骨欠損部において、硝子軟骨様組織により修復が確認されたとしている。なお、同件による24年3月期業績への影響はないという。

■i-plug <4177>  1,344円  +107 円 (+8.7%) 一時ストップ高   本日終値
 i-plug<4177>が一時ストップ高。27日の取引終了後、子会社paceboxが提供するオファー型転職サービス「PaceBox」を24年6月28日をもって終了すると発表。不採算事業からの撤退による業績改善への期待から買いが流入したようだ。「PaceBox」は、中途採用市場における求職者と企業とをつなげるマッチングプラットフォーム。ただ、当初想定していたマッチングを創出できず業績が低迷しており、paceboxは23年3月期5億6000万円の営業赤字を計上していた。同社ではサービスの改善などに取り組んできたものの収益化のメドが立たない状況にあることから、今回サービスの終了を決定したという。また、これに伴い26年3月期を最終年度とする中期経営計画も取り下げるとしている。

■カラダノート <4014>  556円  +44 円 (+8.6%)  本日終値
 カラダノート<4014>が高い。28日、顧客基盤の拡大を目的に入園・入学領域のビジネスを強化すると発表しており、手掛かり視されたようだ。同社は妊娠期、または乳幼児を持つ家族に対するアプリの提供などを手掛けている。同社が行った調査では、3歳以上の子どもを持つ世帯の6割以上が、家族が増えたタイミングで住み替えをしたいとするニーズがあり、入園入学前後に住まいを見直す傾向があるという。これを踏まえ、同社の住宅関連事業「かぞくのおうち」とのクロスセル強化による事業成長の加速を図るため、入園・入学領域のライフイベント支援に注力するという。第1弾として「バーバパパ×カラダノート オリジナルデザインのお名前シール」を製作。入学前後の子どもがいる世帯を対象にキャンペーンを実施し、応募者にプレゼントとして提供するという。

■東京衡機 <7719>  249円  +17 円 (+7.3%)  本日終値
 東京衡機<7719>が大幅高。同社は素材や部品の耐久性評価などに使う材料試験機メーカーで、24年2月期は売上高、営業利益ともに回復が見込まれている。27日取引終了後、25年2月期から27年2月期までの3カ年を対象とした中期経営計画を策定したことを発表した。数値計画としては27年2月期に売上高47億200万円(今期予想34億円)、営業利益4億9300万円(同1億1500万円)を掲げており、これを材料視する投資資金が流れ込む形となった。株価200円台と値ごろ感があり、個人投資家を中心とした短期資金の参戦が活発化しているもよう。

■ミナトホールディングス <6862>  1,370円  +90 円 (+7.0%)  本日終値
 ミナトホールディングス<6862>が続急伸した。同社は27日の取引終了後、24年3月期の期末一括配当予想に関し、これまでの12円に特別配当2円を加えて14円(前期比4円増配)とすると発表した。また、取得総数10万株(自己株式を除く発行済み株式総数の1.3%)、取得総額1億5000万円を上限に自社株買いを実施するとも開示しており、これらを評価した買いが入ったようだ。自社株の取得期間は10月31日までとする。

■アキレス <5142>  1,587円  +96 円 (+6.4%)  本日終値
 アキレス<5142>が3日ぶりに急反発し、昨年来高値を更新した。同社は27日の取引終了後、取得総数80万株(自己株式を除く発行済み株式総数の5.55%)、取得総額16億円を上限とする自社株買いの実施を発表した。株式需給へのポジティブな影響を見込んだ買いが入ったようだ。取得期間は3月1日から2025年2月26日までとする。

■エルテス <3967>  947円  +46 円 (+5.1%)  本日終値
 エルテス<3967>が大幅反発。27日の取引終了後、子会社JAPANDXが自治体の行政サービスのデジタル化支援に加えて、包括的なデジタルトランスフォーメーション(DX)支援を目的としたサイバーセキュリティー領域での支援事業を開始すると発表しており、好材料視された。JAPANDXでは以前から自治体のサイバーセキュリティー対策支援のための対策立案と適正な措置の実装の提言などを行っていたが、これらを事業化し24年度から本格的に展開するという。なお、同取り組みが業績に与える影響は軽微としている。

●ストップ高銘柄
 AppBank <6177>  203円  +50 円 (+32.7%) ストップ高   本日終値
 山大 <7426>  4,005円  +700 円 (+21.2%) ストップ高   本日終値
 グッドライフカンパニー <2970>  4,230円  +700 円 (+19.8%) ストップ高   本日終値
 フォーサイド <2330>  535円  +80 円 (+17.6%) ストップ高   本日終値
 アズジェント <4288>  536円  +80 円 (+17.5%) ストップ高   本日終値
 など、14銘柄

●ストップ安銘柄
 テーオーHD <9812>  515円  -100 円 (-16.3%) ストップ安   本日終値
 以上、1銘柄

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