【市況】ダウ平均は小幅高 AIの勢い持続に注目=米国株序盤
NY株式26日(NY時間10:45)(日本時間00:45)
ダウ平均 39177.44(+45.91 +0.12%)
ナスダック 16027.39(+30.57 +0.19%)
CME日経平均先物 39465(大証終比:+345 +0.87%)
きょうの米株式市場でダウ平均、ナスダックとも小幅高で推移している。先週はエヌビディア<NVDA>の決算が米株式市場の高値を再び押し上げたが、投資家は現在、インフレリスクが長引く中で、AIに焦点を合わせた現在の勢いが持続できるかどうかに注目している。
先週のエヌビディアの決算は、半導体、IT、そして市場全体を上昇させた超大型決算報告で、贈り物のような存在となっているという。
一部からは「米株価指数は23年10月安値から20%超上昇しているが、どこかで一息つくと予想している。今週のPCEデフレータがインフレの粘着性を示せば、市場の熱狂を冷ますきっかけになるかもしれない」といった声も出ている
「しかし、市場はソフトランディングを期待しており、FRBの利下げ開始が長引けば長引くほど、そのハッピーエンドへのリスクは高まる。ただ、インフレ抑制に失敗した1970年代のようなストップ・アンド・ゴーの金利引き締めを繰り返したくはないことをFRBはよく理解している」とも語った。
アマゾン<AMZN>がきょうからダウ採用銘柄に加わった。ウォルグリーン<WBA>が除外。ダウ平均はS&P500やナスダックといった時価総額ベースの株価指数ではなく、株価をダウ除数で割る平均株価となっている。今回、eコマースの巨人が加わることで、ダウ平均のITと消費者小売へのエクスポージャーが高まるが、株価指数に連動させるパッシブ運用にダウ平均を採用しているファンドも少ないことから、大きな影響はないと見られている。
ドミノ・ピザ<DPZ>が上昇。取引開始前に決算を発表し、米既存店売上高が予想を上回ったほか、1株利益も予想を上回った。また、同社の取締役会は四半期配当の増配を発表したほか、10億ドルの自社株買いプログラムの追加も承認した。
小型宇宙船や月面アクセスサービスを手掛けるインテュイティブ・マシーンズ<LUNR>が急反落。先週、無人着陸船「オデュッセウス」が月面着陸に成功し、買いが強まっていたが、横向きに着陸した可能性が高く、歴史的なミッションに疑問を投げかけている。
半導体のマイクロン・テクノロジー<MU>が上昇。エヌビディア<NVDA>のAI向け最新チップに使用される広帯域メモリ「HBM3E」の量産を開始した。
運用管理の自動化システムを手掛けるハシコープ<HCP>が大幅高。アナリストが投資判断を「買い」に引き上げ、目標株価も従来の23ドルから30ドルに引き上げた。
スポーツ・アウトドア用アパレルのアメア・スポーツ<AS>が上昇。同社は今月初めにNY証券取引所に上場したが、複数のアナリストがカバレッジを開始し、「買い」の格付けが相次いだ。最も高い目標株価は21ドルで、先週末終値よりも35%高い水準となっている。
アパレルのギャップ<GPS>が上昇。アナリストが投資判断を「中立」に引き上げ、目標株価を20ドルとした。同アナリストによる最近の店舗チェックでは、「オールドネイビー」と「ギャップ」は安定しており、在庫レベルも適正だと述べている。
なお、本日の引け後の決算はズーム・ビデオ<ZM>が予定されている。
ギャップ<GPS> 19.59(+0.14 +0.72%)
インテュイティブ・マシーンズ<LUNR> 6.83(-2.77 -28.83%)
ドミノ・ピザ<DPZ> 460.61(+26.96 +6.22%)
アメリ・スポーツ<AS> 16.01(+0.47 +3.02%)
ハシコープ<HCP> 24.59(+2.47 +11.19%)
マイクロン<MU> 90.55(+4.55 +5.29%)
アップル<AAPL> 181.54(-0.99 -0.54%)
マイクロソフト<MSFT> 409.81(-0.53 -0.13%)
アマゾン<AMZN> 175.61(+0.62 +0.35%)
アルファベットC<GOOG> 141.41(-3.88 -2.67%)
テスラ<TSLA> 198.83(+6.86 +3.57%)
メタ<META> 483.20(-0.84 -0.17%)
AMD<AMD> 176.72(+0.20 +0.11%)
エヌビディア<NVDA> 796.02(+7.85 +1.00%)
イーライリリー<LLY> 773.10(+3.56 +0.46%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
ダウ平均 39177.44(+45.91 +0.12%)
ナスダック 16027.39(+30.57 +0.19%)
CME日経平均先物 39465(大証終比:+345 +0.87%)
きょうの米株式市場でダウ平均、ナスダックとも小幅高で推移している。先週はエヌビディア<NVDA>の決算が米株式市場の高値を再び押し上げたが、投資家は現在、インフレリスクが長引く中で、AIに焦点を合わせた現在の勢いが持続できるかどうかに注目している。
先週のエヌビディアの決算は、半導体、IT、そして市場全体を上昇させた超大型決算報告で、贈り物のような存在となっているという。
一部からは「米株価指数は23年10月安値から20%超上昇しているが、どこかで一息つくと予想している。今週のPCEデフレータがインフレの粘着性を示せば、市場の熱狂を冷ますきっかけになるかもしれない」といった声も出ている
「しかし、市場はソフトランディングを期待しており、FRBの利下げ開始が長引けば長引くほど、そのハッピーエンドへのリスクは高まる。ただ、インフレ抑制に失敗した1970年代のようなストップ・アンド・ゴーの金利引き締めを繰り返したくはないことをFRBはよく理解している」とも語った。
アマゾン<AMZN>がきょうからダウ採用銘柄に加わった。ウォルグリーン<WBA>が除外。ダウ平均はS&P500やナスダックといった時価総額ベースの株価指数ではなく、株価をダウ除数で割る平均株価となっている。今回、eコマースの巨人が加わることで、ダウ平均のITと消費者小売へのエクスポージャーが高まるが、株価指数に連動させるパッシブ運用にダウ平均を採用しているファンドも少ないことから、大きな影響はないと見られている。
ドミノ・ピザ<DPZ>が上昇。取引開始前に決算を発表し、米既存店売上高が予想を上回ったほか、1株利益も予想を上回った。また、同社の取締役会は四半期配当の増配を発表したほか、10億ドルの自社株買いプログラムの追加も承認した。
小型宇宙船や月面アクセスサービスを手掛けるインテュイティブ・マシーンズ<LUNR>が急反落。先週、無人着陸船「オデュッセウス」が月面着陸に成功し、買いが強まっていたが、横向きに着陸した可能性が高く、歴史的なミッションに疑問を投げかけている。
半導体のマイクロン・テクノロジー<MU>が上昇。エヌビディア<NVDA>のAI向け最新チップに使用される広帯域メモリ「HBM3E」の量産を開始した。
運用管理の自動化システムを手掛けるハシコープ<HCP>が大幅高。アナリストが投資判断を「買い」に引き上げ、目標株価も従来の23ドルから30ドルに引き上げた。
スポーツ・アウトドア用アパレルのアメア・スポーツ<AS>が上昇。同社は今月初めにNY証券取引所に上場したが、複数のアナリストがカバレッジを開始し、「買い」の格付けが相次いだ。最も高い目標株価は21ドルで、先週末終値よりも35%高い水準となっている。
アパレルのギャップ<GPS>が上昇。アナリストが投資判断を「中立」に引き上げ、目標株価を20ドルとした。同アナリストによる最近の店舗チェックでは、「オールドネイビー」と「ギャップ」は安定しており、在庫レベルも適正だと述べている。
なお、本日の引け後の決算はズーム・ビデオ<ZM>が予定されている。
ギャップ<GPS> 19.59(+0.14 +0.72%)
インテュイティブ・マシーンズ<LUNR> 6.83(-2.77 -28.83%)
ドミノ・ピザ<DPZ> 460.61(+26.96 +6.22%)
アメリ・スポーツ<AS> 16.01(+0.47 +3.02%)
ハシコープ<HCP> 24.59(+2.47 +11.19%)
マイクロン<MU> 90.55(+4.55 +5.29%)
アップル<AAPL> 181.54(-0.99 -0.54%)
マイクロソフト<MSFT> 409.81(-0.53 -0.13%)
アマゾン<AMZN> 175.61(+0.62 +0.35%)
アルファベットC<GOOG> 141.41(-3.88 -2.67%)
テスラ<TSLA> 198.83(+6.86 +3.57%)
メタ<META> 483.20(-0.84 -0.17%)
AMD<AMD> 176.72(+0.20 +0.11%)
エヌビディア<NVDA> 796.02(+7.85 +1.00%)
イーライリリー<LLY> 773.10(+3.56 +0.46%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美