【市況】東京株式(前引け)=大幅反発、前場取引時間中に史上最高値超え
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きょう前場の東京株式市場は朝方からリスク選好の地合いとなり、日経平均は3万8900円台に乗せ、1989年の大納会につけた3万8915円の史上最高値を上回る場面もあった。前日の米国株市場では主要株価指数が高安まちまちだったが、取引終了後に発表された画像処理半導体大手のエヌビディア<NVDA>の決算が市場コンセンサスよりも大幅に強い内容で、同社株が時間外取引で急騰、これを受けて東京市場でも半導体セクターを中心に買いが広がった。ただ、値上がりは売買代金上位の銘柄に多く、プライム市場全体では上昇した銘柄数は6割強にとどまっている。
個別ではレーザーテック<6920>、東京エレクトロン<8035>、アドバンテスト<6857>、SCREENホールディングス<7735>など半導体製造装置関連が売買代金上位を独占し、いずれも大きく株価水準を切り上げている。ソフトバンクグループ<9984>も活況高。八洲電機<3153>が急騰、TOWA<6315>、野村マイクロ・サイエンス<6254>も値を飛ばしている。半面、中外製薬<4519>が大幅安、リクルートホールディングス<6098>も冴えない。このほかグリー<3632>が急落、イトーキ<7972>の下げも目立つ。
出所:MINKABU PRESS
最終更新日:2024年02月22日 12時05分