【市況】ダウ平均は続落 エヌビディア決算控えIT・ハイテク株軟調 午後にFOMC議事録=米国株序盤
NY株式21日(NY時間11:30)(日本時間01:30)
ダウ平均 38505.97(-57.83 -0.15%)
ナスダック 15548.69(-82.09 -0.53%)
CME日経平均先物 38440(大証終比:+150 +0.39%)
きょうの米株式市場でダウ平均は小幅続落。売り先行で始まったものの、動きが一巡すると下げ渋る動きも出ている。ただ、本日もIT・ハイテク株が軟調に推移し、ナスダックは下落。
市場では、本日引け後のエヌビディア<NVDA>の決算に注目が集まっている。良好な決算が期待されている半面、前日のエヌビディア株は売りが強まっていた。決算に対しては様々な見方が出ているものの、株価はこの1年で約225%急騰しており、高バリュエーションに対する懸念も広まっている。本日もエヌビディア株は時間外で軟調。
IT・ハイテク株は割高だとの指摘は耐えない。前日のエヌビディアを始めとした大手IT・ハイテク株の売りは、投資家が「大馬鹿理論」を意識し始めていることを意味するとの指摘も出ている。人々は同セクターにどんどん高い値付けを続けたが、このような状況が長く続くと、最大の問題はいつ切り捨てるかということになる。前日のエヌビディアの動きでそれが見えてきたという。
また、本日は午後に1月分のFOMC議事録が公表される。FRBが金利の先行きについてどう考えているのかを、再確認することになりそうだが、早期利下げは時期尚早との雰囲気になりそうだ。
アマゾン<AMZN>が来週からダウ採用銘柄に加わる。S&Pダウ・ジョーンズ・インディシズ社が前日引け後に発表した。一方、ウォルグリーン<WBA>が除外。変更は2月26日(月)の取引開始前に実施。時間外でアマゾン<AMZN>は小幅高。ウォルグリーン<WBA>は下落。
サイバーセキュリティのパロアルト・ネットワークス<PANW>が決算を受け大幅安。ビリング(未収請求を考慮した売上高)および残存履行義務が予想を下回ったほか、通期の売上高およびビリングを下方修正した。これを受けて、他のサイバーセキュリティ株も売りが強まる展開。
高級住宅建設のトール・ブラザーズ<TOL>が決算を受け上昇。通期ガイダンスで引き渡し戸数の見通しを上方修正した。11、12月は住宅ローン金利が低下したことが追い風となったようだ。
太陽光発電機器のソーラーエッジ・テクノロジーズ<SEDG>が決算を受け大幅安。第1四半期のガイダンスで、予想を大きく下回る売上高見通しを示したことが失望感を強めている模様。
香料のインターナショナル・フレーバー&フレグランス<IFF>が決算を受け下落。通期の売上高見通しが予想を下回ったことが嫌気されている模様。
病院運営のコミュニティー・ヘルス・システムズ<CYH>が決算を受け大幅安。1株損益が予想外の赤字となったほか、EBITDAが予想を下回った。通期のガイダンスも公表し、予想を下回る売上高およびEBITDA見通しを示した。
ソーラーエッジ<SEDG> 72.00(-12.42 -14.71%)
パロアルト<PANW> 269.23(-96.86 -26.46%)
ウォルグリーン<WBA> 21.74(-0.58 -2.58%)
インターナショナル・フレーバー<IFF> 75.14(-6.89 -8.40%)
コミュニティー・ヘルス<CYH> 3.08(-0.97 -23.89%)
トール・ブラザーズ<TOL> 108.83(+5.28 +5.10%)
アップル<AAPL> 182.10(+0.54 +0.30%)
マイクロソフト<MSFT> 399.85(-2.94 -0.73%)
アマゾン<AMZN> 168.35(+1.27 +0.76%)
アルファベットC<GOOG> 143.43(+1.23 +0.86%)
テスラ<TSLA> 193.94(+0.18 +0.09%)
メタ<META> 467.69(-3.57 -0.76%)
AMD<AMD> 163.39(-2.30 -1.39%)
エヌビディア<NVDA> 680.48(-14.04 -2.02%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
ダウ平均 38505.97(-57.83 -0.15%)
ナスダック 15548.69(-82.09 -0.53%)
CME日経平均先物 38440(大証終比:+150 +0.39%)
きょうの米株式市場でダウ平均は小幅続落。売り先行で始まったものの、動きが一巡すると下げ渋る動きも出ている。ただ、本日もIT・ハイテク株が軟調に推移し、ナスダックは下落。
市場では、本日引け後のエヌビディア<NVDA>の決算に注目が集まっている。良好な決算が期待されている半面、前日のエヌビディア株は売りが強まっていた。決算に対しては様々な見方が出ているものの、株価はこの1年で約225%急騰しており、高バリュエーションに対する懸念も広まっている。本日もエヌビディア株は時間外で軟調。
IT・ハイテク株は割高だとの指摘は耐えない。前日のエヌビディアを始めとした大手IT・ハイテク株の売りは、投資家が「大馬鹿理論」を意識し始めていることを意味するとの指摘も出ている。人々は同セクターにどんどん高い値付けを続けたが、このような状況が長く続くと、最大の問題はいつ切り捨てるかということになる。前日のエヌビディアの動きでそれが見えてきたという。
また、本日は午後に1月分のFOMC議事録が公表される。FRBが金利の先行きについてどう考えているのかを、再確認することになりそうだが、早期利下げは時期尚早との雰囲気になりそうだ。
アマゾン<AMZN>が来週からダウ採用銘柄に加わる。S&Pダウ・ジョーンズ・インディシズ社が前日引け後に発表した。一方、ウォルグリーン<WBA>が除外。変更は2月26日(月)の取引開始前に実施。時間外でアマゾン<AMZN>は小幅高。ウォルグリーン<WBA>は下落。
サイバーセキュリティのパロアルト・ネットワークス<PANW>が決算を受け大幅安。ビリング(未収請求を考慮した売上高)および残存履行義務が予想を下回ったほか、通期の売上高およびビリングを下方修正した。これを受けて、他のサイバーセキュリティ株も売りが強まる展開。
高級住宅建設のトール・ブラザーズ<TOL>が決算を受け上昇。通期ガイダンスで引き渡し戸数の見通しを上方修正した。11、12月は住宅ローン金利が低下したことが追い風となったようだ。
太陽光発電機器のソーラーエッジ・テクノロジーズ<SEDG>が決算を受け大幅安。第1四半期のガイダンスで、予想を大きく下回る売上高見通しを示したことが失望感を強めている模様。
香料のインターナショナル・フレーバー&フレグランス<IFF>が決算を受け下落。通期の売上高見通しが予想を下回ったことが嫌気されている模様。
病院運営のコミュニティー・ヘルス・システムズ<CYH>が決算を受け大幅安。1株損益が予想外の赤字となったほか、EBITDAが予想を下回った。通期のガイダンスも公表し、予想を下回る売上高およびEBITDA見通しを示した。
ソーラーエッジ<SEDG> 72.00(-12.42 -14.71%)
パロアルト<PANW> 269.23(-96.86 -26.46%)
ウォルグリーン<WBA> 21.74(-0.58 -2.58%)
インターナショナル・フレーバー<IFF> 75.14(-6.89 -8.40%)
コミュニティー・ヘルス<CYH> 3.08(-0.97 -23.89%)
トール・ブラザーズ<TOL> 108.83(+5.28 +5.10%)
アップル<AAPL> 182.10(+0.54 +0.30%)
マイクロソフト<MSFT> 399.85(-2.94 -0.73%)
アマゾン<AMZN> 168.35(+1.27 +0.76%)
アルファベットC<GOOG> 143.43(+1.23 +0.86%)
テスラ<TSLA> 193.94(+0.18 +0.09%)
メタ<META> 467.69(-3.57 -0.76%)
AMD<AMD> 163.39(-2.30 -1.39%)
エヌビディア<NVDA> 680.48(-14.04 -2.02%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美