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【通貨】NY外為:ドル下落に転じる、SF連銀総裁、FOMCスタッフ予想の年3回利下げ妥当との見方

米ドル/円 <日足> 「株探」多機能チャートより

米サンフランシスコ連銀のデイリー総裁は全米企業エコノミスト協会(NABE)での講演で、「物価安定は視野に入ったがまだやるべきことがある」としたうえで、12月の連邦公開市場委員会(FOMC)参加者の12月の見通しである年3回の利下げ予想は妥当だ、とした。

朝方発表された米1月生産者物価指数(PPI)が予想を上回る伸びを示したが、米2月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値が予想を下回ったほか、ボスティック米アトランタ連銀総裁に続いて、サンフランシスコ連銀のデイリー総裁も年3回の利下げ予想を維持している姿勢を明らかにしたため、年内の利下げを織り込み金利は伸び悩んだ。

10年債利回りは4.29%で推移。ドルも売りに転じドル・円は150円11銭まで反落後も、150円20銭で戻りが鈍い。ユーロ・ドルは1.0732ドルの安値から1.0779ドルまで上昇した。ポンド・ドルは1.2551ドルの安値から1.2608ドルまで上昇し、14日来の高値を更新した。

《KY》

 提供:フィスコ

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