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【市況】米国株、本格的な調整局面入りまではまだ時間がありそうか

NY株式14日(NY時間15:29)(日本時間05:29)
ダウ平均   38404.16(+131.41 +0.34%)
ナスダック   15825.87(+170.27 +1.09%)
CME日経平均先物 38020(大証終比:+250 +0.66%)

 前日の米株式市場は市場の早期利下げ期待を拒む米消費者物価指数(CPI)の発表で、大きく下落した。最高値更新が続いていることもあり、調整局面入りを警戒する投資家mも少なくない。

 しかし、ストラテジストはまだその状況にはないと観測を否定している。市場はストーリーを見せてという状況だという。市場全体が本格的な調整局面を迎えるには、FRBが予想通りに利下げに踏み切らない、あるいはリセッション(景気後退)を懸念するほど急ピッチで成長見通しが悪化するといった、さらなる証拠を見極める必要だという。

 きょうの米株式市場は反発して始まったものの、その後は上値が重くなり、伸び悩む場面が見られた。ダウ平均は一時下げに転じていた。しかし、終盤にかけて買い戻される展開を見せている。

 本日の値動きを見た限りにおいては、本格的な調整局面入りにはまだ時間がありそうだ。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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