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【材料】こんな時でもスーパー・マイクロは上昇! 足元急騰もアナリストが目標株価を925ドルに=米国株個別

(NY時間13:34)(日本時間03:34)
スーパー・マイクロ<SMCI> 788.41(+15.40 +1.99%)

 きょうはIT・ハイテク株が利益確定売りに押されている。しかし、こんな時でもスーパー・マイクロ・コンピュータ<SMCI>は上昇。同社はサーバーシステムを提供しているが、昨年からAI関連銘柄としてスポットライトを浴び、昨年は245%の急上昇を演じたほか、今年に入っても上げを加速させ、年初来で177%急伸している。AI関連の表の顔がエヌビディア<NVDA>ならば、裏の顔がスーパーマイクロと指摘する向きもいる。AIアプリケーションを実行する半導体のインフラである同社サーバーの強い需要が背景にある。

 先月公表した10-12月期の暫定決算では、AIサーバー、特に同社の冷却システムへの底堅い需要が示唆された。同社はその後、売上高見通しを引き上げている。

 誰がAIの勝者かは問題ではない。AIチップを購入するのであれば、購入先がエヌビディアであれ他社であれ、それらを接続し冷却する必要がある。その役割を果たすのが同社のシステムだという。

 きょうもアナリストから目標株価の引き上げが伝わり、従来の625ドルから925ドルに引き上げた。足元の株価が急騰していているにもかかわらず、なお上値余地があると見ているようだ。

 同アナリストは「同社がAI世代のラック・スケール・サーバーを提供するリーダーであることを投資家が認識したことが、マルチプル拡大の明らかな原動力となっている」と指摘。さらに「マルチプル拡大のより大きな部分は、同社が耐久性のある知的財産を有していることを投資家が認識したことだ」とも付け加えている。

【企業概要】
 エンタープライズデータセンター・クラウドコンピューティング・人工知能・5Gなど幅広い市場向けに、アップリケ―ションに最適化されたストレージシステムを提供する。また、顧客がコンピューティングインフラをインストール・アップグレード・保守できるように、サポートとサービスも行う。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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