【材料】クロロックスが決算受け上昇 サイバー攻撃からの予想以上の早期回復を示す=米国株個別
(NY時間10:08)(日本時間00:08)
クロロックス<CLX> 154.20(+6.16 +4.16%)
家庭用洗剤など日用品メーカーのクロロックス<CLX>が上昇。前日引け後に10-12月期決算(第2四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。家庭用品、ライフスタイルの各事業とも好調だった。ガイダンスも公表し、通期の1株利益の見通しを上方修正した。今回の決算は、同社が昨年のサイバー攻撃による悪影響から予想以上に早く立ち直っていることを示した、
ジェイコブセンCFOは「予想していたよりもずっと早く販売を回復することができた。その結果、第2四半期の業績は予想を遥かに上回るものとなった」と述べていた。
同社は在庫の大部分を補充し、失われた流通の大部分を取り戻すことができたが、まだやるべきことがあると同CFOは言う。「Gladブランドの事業と猫砂事業は、消費量を大幅に上回る出荷を賄うための余剰生産能力がない。そのため、回復には時間がかかるだろう」と述べた。そのほか、粗利益率が43.5%と予想を大きく上回ったが、値上げとコスト削減により改善したとも語った。
アナリストは「同社は第2四半期に非常に大幅な業績回復と増収を達成した。サイバー攻撃後の復活が進行中で、さらに上向くというとのアナリスト自身の見解を再確認できた」と述べている。また、「同社は、特にゴミ袋と猫砂の棚スペースが改善され、春にはポジティブなトレンドが見られると確信している」とも付け加えた。
(10-12月・第2四半期)
・1株利益(調整後):2.16ドル(予想:1.09ドル)
・売上高:19.9億ドル(予想:17.9億ドル)
家庭用品:5.02億ドル(予想:4.84億ドル)
ライフスタイル:4.03億ドル(予想:3.59億ドル)
海外事業:3.11億ドル(予想:2.90億ドル)
・粗利益率(調整後):43.5%(予想:37.8%)
(通期見通し)
・1株利益(調整後):5.30~5.50ドル(従来:4.30~4.80ドル(予想:4.50ドル)
【企業概要】
米国内外において、家庭用品の開発・製造・販売を行う。漂白剤・掃除用洗剤・食品保存袋のほか、栄養サプリメント・ドレッシング・水ろ過装置等を取り扱う。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
クロロックス<CLX> 154.20(+6.16 +4.16%)
家庭用洗剤など日用品メーカーのクロロックス<CLX>が上昇。前日引け後に10-12月期決算(第2四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。家庭用品、ライフスタイルの各事業とも好調だった。ガイダンスも公表し、通期の1株利益の見通しを上方修正した。今回の決算は、同社が昨年のサイバー攻撃による悪影響から予想以上に早く立ち直っていることを示した、
ジェイコブセンCFOは「予想していたよりもずっと早く販売を回復することができた。その結果、第2四半期の業績は予想を遥かに上回るものとなった」と述べていた。
同社は在庫の大部分を補充し、失われた流通の大部分を取り戻すことができたが、まだやるべきことがあると同CFOは言う。「Gladブランドの事業と猫砂事業は、消費量を大幅に上回る出荷を賄うための余剰生産能力がない。そのため、回復には時間がかかるだろう」と述べた。そのほか、粗利益率が43.5%と予想を大きく上回ったが、値上げとコスト削減により改善したとも語った。
アナリストは「同社は第2四半期に非常に大幅な業績回復と増収を達成した。サイバー攻撃後の復活が進行中で、さらに上向くというとのアナリスト自身の見解を再確認できた」と述べている。また、「同社は、特にゴミ袋と猫砂の棚スペースが改善され、春にはポジティブなトレンドが見られると確信している」とも付け加えた。
(10-12月・第2四半期)
・1株利益(調整後):2.16ドル(予想:1.09ドル)
・売上高:19.9億ドル(予想:17.9億ドル)
家庭用品:5.02億ドル(予想:4.84億ドル)
ライフスタイル:4.03億ドル(予想:3.59億ドル)
海外事業:3.11億ドル(予想:2.90億ドル)
・粗利益率(調整後):43.5%(予想:37.8%)
(通期見通し)
・1株利益(調整後):5.30~5.50ドル(従来:4.30~4.80ドル(予想:4.50ドル)
【企業概要】
米国内外において、家庭用品の開発・製造・販売を行う。漂白剤・掃除用洗剤・食品保存袋のほか、栄養サプリメント・ドレッシング・水ろ過装置等を取り扱う。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美