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【材料】スターバックス、冴えない決算も株価上昇 ひとまず悪材料出尽くし感=米国株個別

(NY時間09:34)(日本時間23:34)
スターバックス<SBUX> 96.98(+2.90 +3.08%)

 スターバックス<SBUX>が上昇。前日引け後に10-12月期決算(第1四半期)を発表し、既存店売上高が予想を下回ったほか、1株利益、売上高も予想を下回った。主力市場の中国の既存店売上高も予想を下回っている。

 売上高は過去1年で最も遅いペースの増加となり、ウォール街の予想を下回った。大半の指標は未達であったが、同社の北米における既存店売上高は店舗数の増加もあり、ほぼ予想通りとなった。収益性の指標である北米の営業利益率は予想を上回った。

 業績悪化にもかかわらず、株価は上昇。市場は第3者機関が発表した米国での販売減速を示すデータが株価の重荷となり、控えめな発表になることを覚悟していた。同社が繰り返し否定しているイスラエル支持を巡る中東でのボイコットによる需要減退への懸念もあり、アナリストらはすでに、既存店売上高と利益の見通しを下方修正していた。

 ひとまず悪材料出尽くし感となった模様。

(10-12月・第1四半期)
・既存店売上高:5.0%(予想:6.4%)
  北米:5.0%(予想:5.5%)
  海外:7%(予想:11.6%)
   中国:10%(予想:11.6%)
・1株利益(調整後):0.90ドル(予想:0.93ドル)
・売上高:94.3億ドル(予想:96.0億ドル)
・営業利益率(調整後):15.8%(予想:15.9%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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