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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):KLab、大平金、ピアズ

KLab <日足> 「株探」多機能チャートより
■KLab <3656>  366円  +80 円 (+28.0%) ストップ高   本日終値  東証プライム 上昇率トップ
 KLab<3656>がストップ高。この日取引開始前、インディーゲーム開発・運営会社でモンスター育成ゲーム「パルワールド」を手掛けるポケットペア(東京都品川区)とハイブリッドカジュアルゲームの開発・運営を共同で行うと発表。ハイブリッドカジュアルゲームは、カジュアルゲームのシンプルさと長期間遊べるオンラインゲームの仕組みを組み合わせたゲームモデル。KLabが培ってきたモバイルオンラインゲームの経験とポケットペアのゲーム企画開発力を結集し、世界中のモバイルゲームプレイヤーがワクワクするゲーム体験を届けることを目指す。

■大平洋金属 <5541>  1,458円  +184 円 (+14.4%)  本日終値  東証プライム 上昇率3位
 大平洋金属<5541>が急伸。25日の取引終了後に関東財務局に提出された大量保有報告書で、投資ファンドのシティインデックスイレブンスと共同保有者による株式保有割合が5.76%となり、新たに5%を超えたことが判明したことを受けて、需給思惑的な買いが入ったようだ。なお保有目的は投資及び状況に応じて経営陣への助言、重要提案行為などを行うこととしており、報告義務発生日は1月18日としている。

■ピアズ <7066>  715円  +71 円 (+11.0%)  本日終値
 ピアズ<7066>が全般地合い悪に抗して大幅高。販売店の研修コンサルティングのほか、人工知能(AI)を活用したオンライン接客サービスを展開、店舗デジタルトランスフォーメーション(DX)領域で高水準の需要を捉えている。ここ日米株式市場でAI関連株物色の動きが強まっており、同社もその流れに乗っている。業績も好調で営業利益は23年9月期に前の期比7.4倍化したのに続き、24年9月期も前期比17%増の5億円を見込むなど2ケタ成長が続く見通し。

■ELEMENTS <5246>  426円  +41 円 (+10.7%)  本日終値
 ELEMENTS<5246>は急騰。25日の取引終了後、ケアネット<2150>の持ち分法適用会社でヘルスケアやウェブ広告事業を手掛けるアドメディカを子会社化すると発表。あわせて、ケアネットとの間で業務提携の方向性について基本合意書を締結することを発表しており、今後の展開を期待した買いが膨らんだ。エレメンツの個人認証などに関する各ソリューションとアドメディカが持つ事業基盤を組み合わせ、更にケアネットとも事業連携を実施して新たな広告商品やウェブメディアの開発を目指す。エレメンツはアドメディカ株を50.1%(議決権ベース)取得する。取得価格は6億2500万円。ケアネットとの業務提携では、医療機関向けソリューションの広告・販売連携やオンライン診療ツールの開発で協業する。また、アドメディカが運営受託しているケアネットの医師会員向けメディアや今後立ち上げ予定の新規メディアに対し、個人認証や生成AI技術を活用した新たな広告商品やコンテンツ生成なども実施していく見通し。

■イボキン <5699>  1,267円  +91 円 (+7.7%)  本日終値
 イボキン<5699>が大幅高で3日ぶりに反発。25日の取引終了後、集計中の23年12月期連結業績について、売上高が従来予想の76億6400万円から86億6000万円(前の期比8.8%増)へ、営業利益が5億2900万円から5億8400万円(同20.2%増)へ、純利益が3億4900万円から3億9600万円(同14.5%増)へ上振れて着地したようだと発表しており、好材料視された。スクラップ相場が堅調に推移したことに加えて、進行基準で売上高を計上する大型解体工事案件が複数件同時進行で想定を超える水準で推移したことなどが要因としている。

■セキド <9878>  920円  +42 円 (+4.8%)  本日終値
 セキド<9878>が大幅高。同社はファッションや美容など輸入ブランドを関東中心に展開している。25日取引終了後、24年3月期業績予想の上方修正を発表、売上高は従来予想の72億2000万円から81億5000万円(前期比16%増)、経常利益は6000万円から1億3000万円(同2.9倍)に増額しており、これが株価を強く刺激する格好となった。脱コロナで店舗で運営するファッション事業が好調だったほか、美容事業もECサイトでのセールスが収益に貢献し、会社側の想定を大きく上回る見込みとなっている。

■ロココ <5868>  1,125円  +49 円 (+4.6%)  本日終値
 ロココ<5868>が動意。同社はきょう、デジタルレジリエンス強化に向け米スプランク<SPLK>とリセラー(再販売業務)契約を締結したことを明らかにしており、これが材料視されたようだ。スプランクは、インシデント管理ソリューションで定評のある企業。この契約により、同社はスプランクの統合プラットフォームを活用できるようになり、IT環境の規模を問わず、取引先企業のデジタルシステムのセキュリティーと信頼性を維持し、組織のレジリエンス(回復力・復元力)をこれまで以上に強化できるとしている。

■安江工務店 <1439>  1,396円  +50 円 (+3.7%)  本日終値
 安江工務店<1439>が大幅続伸。この日の寄り前、集計中の23年12月期連結業績について、営業利益が従来予想の3億200万円から3億3600万円(前の期比48.7%増)へ、最終利益が1億6900万円から2億400万円(同51.1%増)へ上振れて着地したようだと発表しており、好材料視された。売上高は74億3600万円の従来予想に対して73億9900万円(同5.0%増)とほぼ計画通りで着地したものの、大型リフォーム工事の現場管理業務の効率化が進むとともに、マーケティングの精緻化による集客力向上で広告宣伝費を節減できたことが利益を押し上げたとしている。また同時に、期末一括配当予想を35円から40円(前の期30円)へ引き上げている。

●ストップ高銘柄
 ブレインズテクノロジー <4075>  1,325円  +300 円 (+29.3%) ストップ高   本日終値
 コパ・コーポレーション <7689>  621円  +100 円 (+19.2%) ストップ高   本日終値
 サークレイス <5029>  651円  +100 円 (+18.2%) ストップ高   本日終値
 など、5銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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