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【市況】ダウ平均は反発 ネットフリックスの決算を受けIT・ハイテク株が上げ主導=米国株序盤

NY株式24日(NY時間11:26)(日本時間01:26)
ダウ平均   38033.58(+128.13 +0.34%)
ナスダック   15569.91(+143.97 +0.93%)
CME日経平均先物 36255(大証終比:-5 -0.01%)

 きょうのNY株式市場でダウ平均は反発。IT・ハイテク株が依然として上げを主導し、本日はネットフリックス<NFLX>が前日引け後の決算を受けて買いが強まっており、高値警戒感も指摘されているIT・ハイテク株のムードを維持している模様。

 「ネットフリックスはマグニフィセント7には入っていないが、米消費者の健全性を示す旗印とみなされている」との指摘も出ていた。同社は10-12月期に有料会員数が1312万人も増加し、予想を大きく上回った。各地域で予想を上回る増加が見られ、外出が難しかったパンデミックの初期以来、四半期としては最高の伸びを記録した。ガイダンスも公表し、第1四半期の1株利益は予想を上回る見通しを示した。

 一方、好調な決算ばかりではない。テキサス・インスツルメンツ(TI)<TXN>が決算を受けて下落。産業用の不振が拡大し、自動車も前四半期比で減少した。ガイダンスも第1四半期は予想を下回る見通しを示した。今回の見通しは主要部門からの受注回復が予想以上に長引いていることを示唆している。これは市場全体にとって良い兆候ではない。同社はチップ業界最大の顧客リストと、最も多様な製品群を有しており、そのガイダンスは全体の指標となる。

 化学大手のデュポン<DD>が大幅安。取引開始前に10-12月期(第4四半期)の暫定決算を公表し、予想を下回る売上高見通しを示した。1-3月期(第1四半期)のガイダンスでも、1株利益、売上高とも予想を下回る見通しを示した。中国での需要低迷の継続に加え、産業用事業でチャネル在庫の追加的な調整が発生したとしている。

 全体的に産業株の決算への反応は強弱まちまちとなっている。

 本日は引け後にテスラ<TSLA>、IBM<IBM>、ラムリサーチ<LRCX>が決算を発表。

ネットフリックス<NFLX> 550.61(+58.42 +11.87%)
デュポン<DD> 65.98(-8.71 -11.66%)
テキサス・インスツルメンツ(TI)<TXN> 170.65(-3.70 -2.12%)

アップル<AAPL> 195.44(+0.26 +0.13%)
マイクロソフト<MSFT> 403.63(+4.73 +1.19%)
アマゾン<AMZN> 157.43(+1.41 +0.90%)
アルファベットC<GOOG> 150.77(+2.09 +1.41%)
テスラ<TSLA> 210.35(+1.21 +0.58%)
メタ・プラットフォームズ<META> 392.15(+6.95 +1.80%)
AMD<AMD> 177.99(+9.57 +5.68%)
エヌビディア<NVDA> 616.37(+17.64 +2.95%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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