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【注目】前週末19日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―

TOYO <日足> 「株探」多機能チャートより

■TOYO <5105>  2,220円 (-339円、-13.3%)

 東証プライムの下落率トップ。TOYO TIRE <5105> [東証P]が3日ぶり急反落。文春オンラインは19日午前、「ホンダの人気車種『N-BOX』で使用されている部品をめぐり、製造元の大手自動車部品メーカー『TOYO TIRE(トーヨータイヤ)』が、両社の契約で定められた管理基準から大幅に外れた数値のまま納入していることが『週刊文春』の取材でわかった」と報道。これを懸念視する売りが出たようだ。記事によると、同社はこの部品について自社の検査で「管理基準を満たしていない」という結果が出た事実をホンダ <7267> [東証P]に報告しておらず、この部品はすでに出荷された車にも使用されている可能性があるという。

■アルデプロ <8925>  312円 (-32円、-9.3%)

 アルデプロ <8925> [東証S]が急反落。18日の取引終了後、2022年6月に公表した中期5ヵ年経営計画(23年7月期~27年7月期)を取り下げると発表。同社は昨年9月に不適切な会計処理に関する社外調査委員会の調査報告書を開示し、その後過年度の決算内容を訂正。これを受け、東京証券取引所から特設注意市場銘柄に指定された経緯がある。また、直近の第1四半期決算が大幅な赤字で着地しており、これらを踏まえ中計の目標達成が困難であると判断した。あわせて、24年7月期末の配当予想を見直す考えにあることを明らかにした。

■柿安本店 <2294>  2,511円 (-38円、-1.5%)

 柿安本店 <2294> [東証P]が4日続落。18日の取引終了後、2023年12月度の売上高速報値を発表。既存店売上高は前年同月比2.4%減の43億1500万円となった。減収で着地したことを嫌気した売りが出たようだ。精肉事業など各事業で既存店売上高は前年同月を下回った。全社合計では同4.3%減の50億5500万円だった。

※19日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

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