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【市況】株価指数先物【寄り前】 根強い中国マネーの流入観測、押し目狙いのロング対応


大阪3月限ナイトセッション
日経225先物 35490 ±0 (±0.00%)
TOPIX先物 2501.0 +1.0 (+0.04%)
シカゴ日経平均先物 35500 +10
(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)

 17日の米国市場は、NYダウ S&P500ナスダックの主要な株価指数が下落。昨年12月の米小売売上高は前月比0.6%増と市場予想(0.4%増程度)を上回り、個人消費の堅調さが示された。また、米地区連銀経済報告(ベージュブック)でも底堅い消費による支えが明らかとなった。早期利下げ観測が後退するなか、米長期金利が昨年12月半ば以来の水準に上昇したことで、利益確定の売りが優勢となった。S&P500業種別指数は保険、ヘルスケア機器・サービスの2セクターのみが上昇した一方で、不動産、自動車・同部品、公益事業、小売、エネルギーが下落。

 シカゴ日経平均先物(3月限)清算値は、大阪比10円高の3万5500円だった。日経225先物(3月限)は日中比50円安の3万5440円で始まり、3万5540円まで買われる場面も見られたが、買い一巡後は軟化し、3万5290円~3万5470円処で保ち合いを継続。終盤にかけて若干買い戻され、日中比変わらずの3万5490円でナイトセッションの取引を終えた。

 シカゴ先物にサヤ寄せする形で、やや利食い優勢の展開になりそうだ。日経225先物は前日の荒い値動きでボリンジャーバンドの+2σを下回っており、バンドが上向きで推移するなか、+2σとのカイ離が広がった。そのため、+1σ(3万4870円)と+2σ(3万5960円)によるレンジ内での推移が意識されやすく、ロングの勢いは鈍る可能性がありそうだ。

 昨日、上海証券取引所が過熱を警告するための措置として、上場する日本の上場投資信託(ETF)の売買を一時停止したと伝わったことが、利食いのきっかけとなった。ただし、売買再開後も日本株ETFは上昇しており、積極的にショートを仕掛けてくる動きは限られそうだ。「中国売り・日本買」いといった資金シフトが意識されて、押し目狙いのロング対応に向かわせよう。

 そのため、オプション権利行使価格の3万5500円を中心とした上下の権利行使価格である3万5125円から3万5875円辺りのレンジを想定する。昨日の上海総合は2.09%安、香港ハンセン指数は3.71%安だった。本日も軟調推移となるようだと、日本への資金流入が意識されそうだ。

 VIX指数は14.79(前日は13.84)に上昇した。一時15.40まで切り上がる場面も見られており、75日移動平均線を突破し、200日線を捉えてきた。米国では過度な早期利下げ期待が後退していることもあり、短期的にショートを仕掛けてくる動きは想定内だろう。200日線辺りを明確に上放れてくるかを見極めたい。

 なお、昨日のNT倍率は先物中心限月で14.19倍に低下した。朝方には一時14.28倍まで上昇したが、前場中盤以降はNTロングを巻き戻す流れとなった。米株安の流れからNT倍率は低下が見込まれるものの、根強い中国マネーの流入観測により、方向性としてはNTロングが優位とみておきたい。

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