日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
16日の東京株式市場は売り買い交錯も引き続きリスク選好ムードが続き、日経平均株価は頑強な値動きとなる公算が大きい。前日の米国株市場はキング牧師の誕生日に伴う祝日で休場だったことから手掛かり材料に乏しいが、海外投資家の日本株買いが継続し下値抵抗力を発揮しそうだ。前日の欧州株市場は独DAXや仏CAC40など主要国の株価指数が総じて軟調だった。ECBによる早期利下げに対する期待感がやや後退しており、幅広い業種に売りが優勢となった。欧州主要国の株価が軟調だったことは東京市場にも向かい風となるが、ここ東京市場は独歩高の様相を示しており、足もと外国為替市場で円安が進行していることも輸出セクターを中心に株価の下支え材料となる。一方、短期的な過熱感も拭えない状況にある。日経平均は前日まで6連騰となり、この間に2600円あまりの上昇を示しており目先利益確定の動きも意識される場面。3万6000円近辺で強弱観を対立させた後、徐々に売りに押される展開も予想される。
日程面では、きょうは12月の国内企業物価指数など。海外では12月の英失業率、1月の欧州経済研究センター(ZEW)独景況感指数、1月のNY連銀製造業景況感指数など。
出所:
MINKABU PRESS