【注目】本日注目すべき【好決算】銘柄 JALCO、古野電、佐鳥電機 (15日大引け後 発表分)
JALCO <日足> 「株探」多機能チャートより
1月15日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。
JALCO <6625> [東証S] ★今期経常を一転2.3倍増益に上方修正・最高益更新へ
◆24年3月期の連結経常利益を従来予想の15.5億円→51.6億円に3.3倍上方修正。従来の31.6%減益予想から一転して2.3倍増益を見込み、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。大型のM&A案件が成立する見込みとなり、売上高が計画を43.5%も上回ることが利益を押し上げる。
日創プロニ <3440> [東証S] ★上期経常を2.8倍上方修正、通期も増額
◆24年8月期上期(9-2月)の連結経常利益を従来予想の2.8億円→8億円に2.8倍上方修正。金属加工事業における一部の大型案件で想定より納期が前倒しで進捗し、売上高が計画を上回ることが寄与。生産コストの高騰が一服感をみせていることに加え、高収益案件や前期に買収した子会社の増益も上振れに貢献する。
上期業績の好調に伴い、通期の同利益を従来予想の5億円→11.8億円に2.3倍上方修正。増益率が21.2%増→2.8倍に拡大する見通しとなった。
SI <3826> [東証S] ★今期最終を2.7倍上方修正・5期ぶり最高益、配当も2円増額
◆24年2月期の最終利益(非連結)を従来予想の3億3600万円→9億1800万円に2.7倍上方修正。増益率が20.0%増→3.3倍に拡大し、5期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。E-Commerce事業を分割承継する新会社の株式60%を売却したことに伴い、売却益8.4億円を計上することが上振れの要因。
併せて、期末一括配当を従来計画の10円→12円(前期は8円)に増額修正した。
ココナラ <4176> [東証G] ★9-11月期(1Q)経常は黒字浮上・通期計画を超過
◆24年8月期第1四半期(9-11月)の連結経常損益は1億円の黒字(前年同期は2億6700万円の赤字)に浮上して着地。主力のマーケットプレイス部門が流通高の成長やテレビCMの停止などによって、営業損益が前年同期の2億2400万円の赤字から1億3000万円の黒字に急浮上したことが寄与。
通期計画の2400万円をすでに大きく上回っており、業績上振れが期待される。
アスマーク <4197> [東証S] ★今期経常は10%増で4期連続最高益、初配当72円実施へ
◆23年11月期の経常利益(非連結)は前の期比4.4%増の3億3200万円で着地。続く24年11月期も前期比10.2%増の3億6600万円に伸び、4期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。今期は企業からのマーケティング・リサーチへのニーズが底堅く推移する中、主力のリサ―チ事業が続伸するほか、新たな成長の柱として育成中のHR事業の高成長が続く。
併せて、今期の年間配当は初配当72円を実施する方針とした。
BeeX <4270> [東証G] ★今期経常を37%上方修正・最高益予想を上乗せ
◆24年2月期の経常利益(非連結)を従来予想の4億2500万円→5億8400万円に37.4%上方修正。増益率が3.9%増→42.8%増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。クラウドインテグレーションが大型案件の獲得などで想定より好調に推移したほか、クラウドライセンスリセールも円安基調を追い風に売上高が計画を上回ることが利益を押し上げる。
MORESCO <5018> [東証S] ★3-11月期(3Q累計)経常は49%増益・通期計画を超過
◆24年2月期第3四半期累計(3-11月)の連結経常利益は前年同期比48.5%増の16.9億円に拡大して着地。自動車生産台数が増加したインド、インドネシア、北米で特殊潤滑油などの販売が好調だったほか、値上げ効果も収益を押し上げた。また、中国持ち分法子会社の投資利益が増加したことも大幅増益に貢献した。
通期計画の16億円をすでに上回っており、業績上振れが期待される。
古野電 <6814> [東証P] ★今期経常を17%上方修正・16期ぶり最高益更新へ
◆24年2月期の連結経常利益を従来予想の60億円→70億円に16.7%上方修正。増益率が2.3倍→2.7倍に拡大し、16期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。部材調達環境の良化による順調な生産状況を背景に販売が好調に推移する中、収益改善の取り組みや円安によるプラス効果などが利益を押し上げる。
佐鳥電機 <7420> [東証P] ★今期経常を21%上方修正、配当も10円増額
◆24年5月期の連結経常利益を従来予想の29億円→35億円に20.7%上方修正。増益率が1.2%増→22.1%増に拡大する見通しとなった。SMエレクトロニクス社の子会社化や車載向け半導体の需要増加、円安効果によって上期業績が上振れ着地したことなどを織り込んだ。
併せて、年間配当を従来計画の70円→80円(前期は70円)に増額修正した。
株探ニュース