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【通貨】外為サマリー:米CPIの発表を控え145円40銭台に伸び悩む

米ドル/円 <5分足> 「株探」多機能チャートより
 11日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=145円48銭前後と前日の午後5時時点に比べて55銭程度のドル高・円安となっている。

 10日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=145円76銭前後と前日に比べて1円30銭弱のドル高・円安で取引を終えた。日本の実質賃金の減少などから日銀の早期政策修正観測が後退するなか、一時145円83銭まで上伸した。

 この流れを引き継いだ東京市場のドル円相場は、朝方に145円81銭をつけたあとは上昇一服。前週末の米雇用統計後につけた145円96銭が意識されているほか、今晩に23年12月の米消費者物価指数(CPI)の発表を控えて一段の上値追いには慎重になっているようだ。時間外取引で米長期金利が小幅ながら低下していることがドルの重荷となり、午前9時50分過ぎには145円42銭まで伸び悩んだ。一方、欧州中央銀行(ECB)のシュナーベル理事が10日、「利下げを協議するには時期尚早だ」と述べたことなどを手掛かりにユーロが買われている。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0978ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0050ドル強のユーロ高・ドル安。対円では1ユーロ=159円71銭前後と同1円35銭程度のユーロ高・円安で推移している。

出所:MINKABU PRESS

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