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【注目】本日注目すべき【好決算】銘柄 プログリット、ABCマート、サイゼリヤ (10日大引け後 発表分)

プログリット <日足> 「株探」多機能チャートより

 1月10日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

 プログリット <9560> [東証G]  ★9-11月期(1Q)経常は2.2倍増益で着地
 ◆24年8月期第1四半期(9-11月)の経常利益(非連結)は前年同期比2.2倍の3.2億円に急拡大して着地。旺盛な英語学習ニーズを背景に主力の英語コーチングサービス、サブスクリプション型英語学習サービスがともに急成長し、52.1%の大幅増収を達成したことが寄与。英語コンサルタントの生産性が改善したことも増益に貢献した。
  第1四半期実績だけで、通期計画の6.1億円に対する進捗率は52.6%に達しており、業績上振れが期待される。

 ABCマート <2670> [東証P]  ★3-11月期(3Q)経常は38%増益、配当を8円増額修正
 ◆24年2月期第3四半期累計(3-11月)の連結経常利益は前年同期比45.7%増の432億円に拡大して着地。インバウンド消費の増加で都心部の売り上げが回復したほか、高単価スニーカーやアパレルの伸長で客単価も上昇し、国内の収益が拡大したことが寄与。韓国を中心とする海外もコロナ禍に伴う規制緩和を追い風に大きく伸びた。
  業績好調に伴い、年間配当を従来計画の114円→122円(前期は1→3の株式分割前で170円)に増額修正した。

 パルHD <2726> [東証P]  ★3-11月期(3Q累計)経常は25%増益、配当を20円増額修正
 ◆24年2月期第3四半期累計(3-11月)の連結経常利益は前年同期比25.1%増の157億円に伸びて着地。本格的なアフターコロナの環境下で衣料事業、雑貨事業ともに好調に推移し、18.1%の大幅増収を達成したことが寄与。
  併せて、期末一括配当を従来計画の30円→50円(前期は1→2の株式分割前で75円)に大幅増額修正した。

 クラウディア <3607> [東証S]  ★9-11月期(1Q)経常は1%増益・通期計画を超過
 ◆24年8月期第1四半期(9-11月)の連結経常利益は前年同期比0.7%増の8.4億円で着地。婚礼衣装の単価改善やリゾート挙式部門におけるハワイ挙式の回復などを背景に、2ケタ増収を達成したことが寄与。人件費を中心とする販管費やM&Aによる支払手数料の増加が利益を圧迫したものの、増収効果で補い増益を確保した。
  通期計画の5.7億円をすでに大きく上回っており、業績上振れが期待される。

 サイゼリヤ <7581> [東証P]  ★9-11月期(1Q)経常は2.1倍増益で着地
 ◆24年8月期第1四半期(9-11月)の連結経常利益は前年同期比2.1倍の37.6億円に急拡大して着地。新型コロナウイルスに関する規制緩和を背景に経済活動が活発化される中、継続的な新規出店によってアジア部門の収益が拡大したことが寄与。既存店売上高の2ケタ増収が続いた国内部門の黒字転換も利益拡大に貢献した。
  併せて、発行済み株式数の0.4%にあたる20万株または10億円を上限に自社株買いを実施すると発表。

 ベルク <9974> [東証P]  ★今期経常を一転7%増益に上方修正・最高益更新へ
 ◆24年2月期の連結経常利益を従来予想の138億円→153億円に10.8%上方修正。従来の3.4%減益予想から一転して7.0%増益を見込み、17期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。販売促進活動の強化などで客数が増加し、売上高が計画を上回ることが寄与。電気料金が政府からの補助などで想定を下回ることも上振れに貢献する。

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