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【材料】三井松島ホールディングス---子会社によるSaunders & Associates,LLCの持分取得

三井松島HD <日足> 「株探」多機能チャートより

三井松島ホールディングス<1518>は9日、同社子会社の三生電子が米国に新たに設立したSansei America, Inc.,を通じて、Saunders & Associates,LLCの持分50.1%を取得し、同社およびその傘下にあるグループ会社を子会社化すると発表した。
同社グループは、2018年11月に策定した中期経営計画(5ヵ年)に沿って、非石炭生産事業へ積極的に投資していく方針を掲げており、今回もその一環として実施するもので、グループ入りした連結子会社の成長・発展を積極的に支持する方針によるものとしている。
2020年4月に同社グループに加わった三生電子は、車載機器、スマートフォンや家電など多様な電子通信機器において、電子回路を制御するために必要な「水晶デバイス」の生産設備・計測装置の製造・販売を行っており、水晶デバイスの製造工程のうち、組立から検査まで幅広くカバーしたインラインシステムを製造・構築可能な国内唯一の装置メーカーとして、水晶デバイスの発展とともに50年以上の供給実績と技術力を持ち、国内外の顧客と直販体制を確立している。
Saunders & Associatesの計測器は水晶デバイス製造工程の全工程(ブランク工程、組立工程、検査工程)において使用され、水晶デバイスの製造に必要不可欠なものとなっている。
特にネットワークアナライザー(水晶振動子用の計測器)においては精度の高さと使用簡便さにより、国内だけでなく、中国、台湾、欧米など世界中の水晶デバイスメーカーで使用されている。
同社によると今回の子会社化により、三生電子は水晶デバイス業界における更なるプレゼンス向上を実現し、同業界の発展及びグループシナジー創出に貢献するとの考え。

《SO》

 提供:フィスコ

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