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【市況】NY株式:NYダウは157ドル安、CPI待ち

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

米国株式市場はまちまち。ダウ平均は157.85ドル安の37,525.16ドル、ナスダックは13.94ポイント高の14,857.71で取引を終了した。

利益確定売りが先行し、寄り付き後、下落。ダウは高値警戒感から終日軟調に推移した。ナスダックは金利先安観が支援し終盤にかけてプラス圏を回復。今週後半に発表を控えている消費者物価指数(CPI)や生産者物価指数(PPI)を控え調整色が強くまちまちで終了した。セクター別では、半導体・同製造装置や小売りが上昇した一方で、自動車・自動車部品が下落。

出会い系アプリのマッチ・グループ(MTCH)は物言う投資家のエリオット・インベストメント・マネジメントが同社株約10億ドル相当保有していると、ウォ―ルストリート・ジャーナル(WSJ)紙が報じ、買われた。ネットワークソリューション会社のジュニパーネットワークス(JNPR)はWSJ紙が情報技術ソリューション提供するヒューレット・パッカード・エンタープライズHP(HPE)への身売りで交渉が進んでいると報じ上昇。

ヒューレット・パッカード・エンタープライズHP(HPE)は下落した。格安航空会社のジェットブルー(JBLU)は最高経営責任者(CEO)が体調不良で辞任を発表、さらにアナリストが投資判断を引き下げ、下落した。動画配信のネットフリックス(NFLX)もアナリストの投資判断引き下げで下落。携帯端末のアップル(AAPL)は、競合の韓国サムスン電子による業績下方修正を受け、警戒感に売られた。

国家経済会議(NEC)のブレイナード委員長はホワイトハウスが消費者物価の引き下げにおいて、まだ責務を果たしていないと言及した。


(Horiko Capital Management LLC)

《ST》

 提供:フィスコ

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