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【注目】今週の「妙味株」一本釣り! ─ 日東工

日東工 <日足> 「株探」多機能チャートより

●日東工 <6651>  【目標株価】4000円(5日終値3745円)

「価格改定効果などが好業績に寄与」

 日東工業 <6651> [東証P]にテクニカル妙味が浮上している。日足チャートでは25日移動平均線と75日移動平均線とのゴールデンクロスが目前に迫っているほか、一目均衡表では雲の上限(3630円)を上抜いており、戻りを試す展開が期待できそうだ。

 同社が昨年11月6日に発表した24年3月期第2四半期累計(23年4-9月)の連結決算は、営業利益が前年同期比2.2倍の47億7100万円で着地。電気・情報インフラ関連の製造・工事・サービス事業における価格改定効果などで配・分電盤の売り上げが増加したほか、同関連の流通事業でオフィスネットワーク案件が回復したことなどが寄与した。原材料価格の高止まりや部材価格の高騰による影響はあるものの、設備投資の底堅い需要を追い風に通期の営業利益予想は前期比23.6%増の101億円と従来見通しを据え置いている。

 また、昨年12月26日に再生可能エネルギー導入のコンサルティング及び開発・施工・販売を行う合弁会社を設立すると発表していることにも注目したい。出資比率は日東工が50.1%、三社電機製作所 <6882> [東証S]が20.0%、FAプロダクツ(東京都港区)が20.0%、徳倉建設 <1892> [名証M]が9.9%となる見通しで、事業開始は24年3月1日を予定。4社のノウハウを集結した新たな価値を生み出す企業を立ち上げることで、顧客により付加価値の高いサービスを提供することが可能になるとしている。

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