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【市況】4日の株式相場見通し=下値模索、欧米株全面安と地震の影響も

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 4日の東京株式市場は主力株をはじめ広範囲に売り優勢の地合いとなり、日経平均株価は下値を探る展開となりそうだ。3万3000円台近辺まで水準を切り下げる可能性がある。前日の欧州株市場では主要国の株価指数がほぼ全面安商状だったほか、米国株市場でもハイテク株中心に売りに押され、NYダウ、ナスダック総合株価指数いずれも下落する展開となった。FRBの早期利下げに対する期待は根強いものの、米10年債利回りが一時4%を超えるなど足もと上昇基調にあることで、短期的な過熱感から半導体関連をはじめ幅広い銘柄に売りがかさんでいる。これを受けて東京市場でも目先利食い急ぎの動きを誘発しそうだ。米長期金利の上昇を受けて外国為替市場ではドル買い・円売りが進み、1ドル=143円台まで円安方向に振れていることは輸出セクターを中心に株価の下支え材料となるものの、押し目に積極的に買い向かう動きは見込みにくい。また、国内要因として能登半島地震の影響も意識されやすい。

 3日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比284ドル85セント安の3万7430ドル19セントと反落。ナスダック総合株価指数は同173.729ポイント安の1万4592.211だった。

 日程面では、きょうは大発会。海外では23年12月の米ADP雇用リポートなど。

出所:MINKABU PRESS

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