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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):瑞光、セプテニHD、DIC

瑞光 <日足> 「株探」多機能チャートより
■瑞光 <6279>  1,787円  +266 円 (+17.5%)  本日終値  東証プライム 上昇率トップ
 瑞光<6279>が急騰。27日の取引終了後、24年2月期第3四半期累計(2月21日~11月20日)の連結決算を発表。売上高は前年同期比7.5%増の169億円、経常利益は同60.8%増の14億6400万円となった。経常利益は通期の計画(14億5000万円)を上回り、これを好感した買いが入ったようだ。第3四半期累計では受注済み案件の履行義務の充足が進み、製品別では引き続き大人用紙おむつ製造機械が好調に推移した。第2四半期以降は原価率も改善した。最終利益は同30.3%減の10億2000万円。前年に投資有価証券売却益の計上や、中国企業との訴訟での和解金受け取りによる特別利益があった反動が出た。

■セプテニHD <4293>  515円  +35 円 (+7.3%)  本日終値
 セプテーニ・ホールディングス<4293>は大幅高で年初来高値更新。香港拠点のオアシス・マネジメントが28日付で関東財務局に提出した大量保有報告書で、セプテニHD株の保有割合が9.90%と新たに5%を超えたことが判明。これを受けて、需給思惑的な買いが入った。保有目的は「ポートフォリオ投資および重要提案行為」としている。報告義務発生日は12月21日。

■DIC <4631>  2,694円  +138.5 円 (+5.4%)  本日終値
 DIC<4631>が高い。香港拠点のオアシス・マネジメントが28日付で関東財務局に提出した大量保有報告書で、DIC株の保有割合が6.90%と新たに5%を超えたことが判明。これを受けて、需給思惑的な買いが入った。保有目的は「ポートフォリオ投資および重要提案行為」としている。報告義務発生日は12月21日。

■ユーグレナ <2931>  725円  +35 円 (+5.1%)  本日終値
 ユーグレナ<2931>が続伸した。27日の取引終了後、次世代バイオディーゼル燃料「サステオ」の普及に向け、シナネンホールディングス<8132>傘下のシナネン、燃料の卸売りや運送を手掛ける平野石油(東京都台東区)と、京浜地域での協業を開始したと発表。これが株価の支援材料となったようだ。ユーグレナが、全国各地で燃料供給施設を運営するシナネンにサステオを供給する。シナネンは販売拠点として、横浜市内にある「シナネンオイルスクエア鶴見」を活用。平野石油は小口で燃料を必要とする建設会社などの顧客に向けたサステオの配送を担う。

■ハローズ <2742>  4,330円  +185 円 (+4.5%)  本日終値
 ハローズ<2742>が大幅高。27日の取引終了後、24年2月期の期末配当予想について、創立65周年を迎えたことに伴う記念配当2円を新たに加えて、これまでの計画の22円から24円に引き上げると発表した。年間配当予想は記念配当2円を含めて44円(前期は100店舗達成の記念配当2円を含めて42円)となり、評価されたようだ。あわせて24年2月期第3四半期累計(3~11月)の単体決算を発表。営業収益は前年同期比12.6%増の1445億4300万円、経常利益は同17.1%増の77億5700万円だった。

■エアトリ <6191>  1,845円  +78 円 (+4.4%)  本日終値
 エアトリ<6191>が高い。同社は27日取引終了後、トキエア(新潟市東区)と観光需要創出の分野で包括連携協定を締結したと発表しており、これが買い手掛かりとなったようだ。トキエアは、来年1月31日に新潟空港―丘珠空港の就航を予定する地域航空会社。両社は「国内航空券のオンライン販売」「ダイナミックパッケージなどの販売」「共同プロモーションなどの実施」をはじめ、観光需要創出に向けた多様な取り組み及びプロモーションを連携して展開するとしている。

■ハイデイ日高 <7611>  2,807円  +79 円 (+2.9%)  本日終値
 ハイデイ日高<7611>が3日ぶり反発。日本経済新聞電子版が28日、「ハイデイ日高の2023年3~11月期は単独営業利益が前年同期比23倍の35億円前後となったもようだ」と報道。これを手掛かりに買われたようだ。同社の24年2月期通期の売上高は前期比23.1%増の470億円、営業利益は同6.7倍の41億5000万円の見通し。

■マネックスグループ <8698>  719円  +19 円 (+2.7%)  本日終値
 マネックスグループ<8698>が3日続伸した。前日の米ニューヨーク市場ではコインベース・グローバル<COIN>やマラソン・デジタル・ホールディングス<MARA>といった仮想通貨(暗号資産)関連株が大きく買われた。米証券取引委員会(SEC)によって2024年1月にも複数のビットコイン現物ETFが承認されるとの思惑が広がっており、ビットコイン価格に上昇圧力を掛けている。こうした要因が、仮想通貨交換業のコインチェックを傘下に持つマネックスGの株価を下支えしたようだ。関連銘柄と位置付けられるセレス<3696>やGMOフィナンシャルホールディングス<7177>も高い。

■宝&CO <7921>  2,696円  +67 円 (+2.6%)  本日終値
 TAKARA & COMPANY<7921>が続伸し、2020年9月以来およそ3年3カ月ぶりの高値をつけた。27日の取引終了後、24年5月期第2四半期累計(6~11月)の連結決算を発表。売上高は前年同期比4.9%増の150億300万円、最終利益は同12.2%増の16億8100万円となった。最終利益の通期計画に対する進捗率は約65%に上り、直近3カ月間の9~11月期の最終利益は同72%増と好調に推移した。業績の上振れを期待した買いが入ったようだ。11月中間期においてディスクロージャー関連事業では、統合型ビジネスレポートシステム「WizLabo」や統合報告書の売上高が増加した。国内で国際会議やイベントの開催機会が回復するなか、通訳・翻訳事業も増収増益となった。

■ナガイレーベン <7447>  2,466円  +61 円 (+2.5%)  本日終値
 ナガイレーベン<7447>は5連騰で連日の年初来高値更新。27日の取引終了後に発表した24年8月期第1四半期(9~11月)の連結決算は、売上高が前年同期比3.2%増の30億4800万円、最終利益が同4.2%増の4億6400万円だった。増益を確保して着地したことを評価した買いが株価を押し上げたようだ。主力のヘルスケアウェアは2%の増収。患者ウェアのシェアアップも売り上げ面に寄与した。海外生産比率の上昇や販売価格改定の効果も利益を押し上げる要因となった。

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