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【市況】株価指数先物【寄り前】 祝日明けの米国市場の動向待ち


大阪3月限ナイトセッション
日経225先物 33190 -10 (-0.03%)
TOPIX先物 2333.5 -0.5 (-0.02%)

 25日の米国市場は、クリスマスの祝日で休場だった。

 日経225先物(3月限)は日中比変わらずの3万3200円で始まり、その後は薄商いのなか3万3170円~3万3210円での狭いレンジで推移し、3万3190円でナイトセッションの取引を終えた。

 主要な海外市場が休場となるなか、ナイトセッションでは動意薄の展開だった。海外勢が本格的なクリスマス休暇に入っていることもあり、積極的な売買は手控えられやすく、まずは祝日明けの米国市場の動向待ちとなりそうだ。

 米国市場では年末の最終週および年明けの2営業日に商いが活発化しやすい傾向にあり、サンタクロース・ラリーと呼ばれている。2024年の早い段階での米利下げ観測が高まるなか、年末高を意識したセンチメントに向かうかが注目される。NYダウは過去最高値を更新し、 S&P500指数は2022年1月3日に付けた過去最高値に迫っていることもあり、S&P500指数の高値更新が年末高へのカギになろう。

 日経225先物は、3万3060円辺りで推移している25日移動平均線が引き続き支持線として機能しやすく、ショートは仕掛けづらい。一方で、上値については3万3400円に位置するボリンジャーバンドの+1σが抵抗線として意識されている。そのため、オプション権利行使価格の3万3250円を中心とした上下の権利行使価格である3万3125円から3万3375円辺りの狭いレンジでの推移が想定される。レンジ下限では押し目狙いのロング対応としたい。

 前日の東証プライムの売買高は8カ月ぶりの低水準だったが、本日も商いは膨らみづらいだろう。そのなかで指数インパクトの大きい値がさ株の一角が堅調だったこともあり、本日もソフトバンクグループ <9984> [東証P]、ファーストリテイリング <9983> [東証P]、レーザーテック <6920> [東証P]、東京エレクトロン <8035> [東証P]などの動向が注目されよう。

 なお、昨日のNT倍率は先物中心限月で14.22倍に上昇した。前週末までの低下でボリンジャーバンドの+1σまで調整したことで、NTロングによるスプレッド狙いのトレードが入りやすいタイミングであった。また、海運株が大きく調整した影響もあって、相対的に日経平均型が優位だった。海運株は過剰な反応だったとみられ、リバランスを意識しつつも、方向性としては+1σからのリバウンド狙いとなるNTロングの組成に向かわせそうだ。


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