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【市況】株価指数先物【昼】 ボリンジャー+1σ突破にはエネルギー不足


 日経225先物は11時30分時点、前日比160円高の3万3220円(+0.48%)前後で推移。寄り付きは3万3320円と、シカゴ日経平均先物清算値(3万3270円)にサヤ寄せする格好から買い優勢で始まり、寄り付き直後に3万3400円まで買われた。買い一巡後は利益確定の流れが優勢となり、中盤以降は3万3160円~3万3240円辺りでの狭いレンジ推移を継続している。

 日経225先物は、寄り付き直後に3万3400円まで買われたが、同水準で推移しているボリンジャーバンドの+1σに上値を抑えられる格好となった。市場参加者が限られるなか、+1σ突破にはエネルギー不足だったようだ。ただし、終盤にかけて3万3160円まで軟化したものの、25日移動平均線を上回っての推移であり、底堅さが意識される。週足の+1σは3万3320円辺りに位置しており、これを捉えてくるようだと、再び日足の+1σ突破を試す展開が期待されよう。

 なお、NT倍率は先物中心限月で14.20倍に上昇した。ソフトバンクグループ <9984> [東証P]、ファーストリテイリング <9983> [東証P]、NTTデータグループ <9613> [東証P]、レーザーテック <6920> [東証P]、東京エレクトロン <8035> [東証P]が日経平均型をけん引している。一方で、前週に強い値動きが目立った海運株が大きく下げており、TOPIX型の重荷となった。こう着感が強まるなか、NTロングを意識したスタンスに向かわせそうだ。


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