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【市況】調整色が強まる ダウ平均は300ドル超の下落 ドル買いも

NY株式20日(NY時間15:07)(日本時間05:07)
ダウ平均   37238.05(-319.87 -0.85%)
ナスダック   14823.97(-179.25 -1.19%)
CME日経平均先物 33390(大証終比:-210 -0.63%)

米国債利回り(NY時間15:07)(日本時間05:07)
2年債   4.371(-0.068)
10年債  3.873(-0.058)
30年債  4.002(-0.037)
期待インフレ率  2.199(-0.002)
※期待インフレ率は10年債で算出

USD/JPY 143.87 EUR/USD 1.0941 GBP/USD 1.2636

 NY時間の終盤に入って急速に調整の動きが強まっており、米株式市場ではダウ平均が300ドル近くまで下げを加速させているほか、為替市場ではドルの買い戻しが強まっている。ドル円は143円台後半に上昇。

 特段の理由は見当たらないが、ダウ平均は前日まで9連騰しており、ナスダックとともに最高値更新が続いている。さすがに過熱感も指摘されており、週末にクリスマス休暇を控える中で、ロングポジションの調整が活発化しているものと見られる。

 一部からは「市場は非常に拡大し、買われ過ぎている」との指摘の半面、「いはメルト・アップの時期でもある」との指摘も出ていた。

 市場はこの日の12月調査の米消費者信頼感指数が2021年初頭以来の高水準になったというデータを消化。2カ月連続の上昇で米消費者の景気後退への懸念は後退したが、エコノミストは依然として雇用市場を警戒している。

 「信頼感の持続的改善は、米国人の態度や消費についてポジティブなシグナルとなるが、制限的な政策スタンスに起因する労働市場の状況緩和は今後の需要、消費、成長の重荷となる可能性が高い」との指摘も出ていた。

 それとは別に11月の米中古住宅販売件数も発表され。13年ぶりの低水準から上昇に転じ、住宅ローン金利は6月以来の低水準に低下していた。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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