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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):LeTech、IGポート、オーウエル

LeTech <日足> 「株探」多機能チャートより
■LeTech <3497>  880円  +60 円 (+7.3%)  本日終値
 LeTech<3497>が3日続伸。前週末15日の取引終了後に発表した第1四半期(8~10月)単独決算が、売上高35億5800万円(前年同期比72.6%増)、営業利益2億1000万円(同50.5%増)と大幅な増収増益となったことに加えて、未定としていた期末一括配当予想を41円(前期32円)にすると発表したことが好感された。不動産ソリューション事業で大阪のホテル物件が売却となったことに加えて、不動産賃貸事業で保有する大阪の民泊マンションや京都のホテル物件の収支が大きく改善したことが寄与した。なお、24年7月期通期業績予想は、売上高214億円(前期比33.8%増)、営業利益15億円(同7.7%増)、最終利益10億3000万円(同11.4%減)の従来見通しを据え置いている。

■IGポート <3791>  4,950円  +335 円 (+7.3%)  本日終値
 IGポート<3791>が続急伸。この日の寄り前に、子会社ウィットスタジオが、新たにアニメーションシリーズ「THE ONE PIECE」の制作を決定したと発表しており、これを好感した買いが流入した。「THE ONE PIECE」は、1997年7月22日発売の「週刊少年ジャンプ」(集英社刊)34号から連載を開始し、全世界での累計発行部数が5億1000万部(22年8月時点)を突破している大人気コミックス「ONE PIECE」(尾田栄一郎著)が原作。現在もテレビアニメ「ONE PIECE」が放送されているが、「THE ONE PIECE」では原作1話の「東の海(イーストブルー)編」から、現代の映像として描き直していく新たなアニメーションシリーズプロジェクトとなる。ストリーミング配信サービス「Netflix」などでの公開を予定しており、公開時期などの詳細は決定次第、公式HPなどで発表するとしている。

■オーウエル <7670>  809円  +46 円 (+6.0%)  本日終値
 オーウエル<7670>が大幅続伸。前週末15日の取引終了後、24年3月期の連結業績予想について、最終利益を8億円から14億円(前期比2.2倍)へ上方修正したことが好感された。第3四半期及び第4四半期に保有する投資有価証券の一部を売却するのに伴い、投資有価証券売却益9億円を特別利益として計上することなどが要因としている。なお、売上高670億円(同4.2%増)、営業利益10億円(同44.6%増)は従来見通しを据え置いている。

■ユニフォームネクスト <3566>  492円  +23 円 (+4.9%)  本日終値
 ユニフォームネクスト<3566>が4日ぶりに反発した。15日の取引終了後、設立30周年の記念配当の実施を発表。これが株価の支援材料となったようだ。これまで普通配当3円としてきた期末一括配当予想について、記念配当1円を加える形で4円に引き上げた。前期は1対4の株式分割前のベースで10円だった。

■テクノロジーズ <5248>  3,445円  +160 円 (+4.9%) 一時ストップ高   本日終値
 テクノロジーズ<5248>が一時ストップ高に買われた。前週末15日の取引終了後、24年1月期第3四半期累計(2~10月)の連結決算を発表。売上高は前年同期比3.6倍の27億7100万円、経常利益が同2.1倍の2億3800万円となった。直近3カ月間の8~10月期では売上高は同7.2倍、経常利益は同30倍と大幅な増収増益を果たしており、評価されたようだ。第2四半期(5~7月)に、太陽光発電関連事業を手掛けるエコ革を子会社化した。再エネソリューション事業の業績が全体の収益押し上げに寄与した。

■グローバルダイニング <7625>  541円  +23 円 (+4.4%)  本日終値
 グローバルダイニング<7625>が地合い悪のなか強さを発揮。都内を中心にイタリア料理やエスニック料理などの洋食のほか、和食レストランなど複数の業態を展開、脱コロナによる経済再開の動きや、再び隆盛を極めるインバウンド需要が追い風となっている。23年12月期は営業利益段階で前期比2.5倍の5億6900万円と収益変貌見通しにあるが、一段の上振れが予想される状況で、投資資金の攻勢が活発化している。

■AI inside <4488>  6,480円  +260 円 (+4.2%)  本日終値
 AI inside<4488>が大幅続伸。同社株は6月14日に8780円の年初来高値をつけた後、大幅な調整を強いられたが、4000円台での底練りを経て、10月下旬から戻り足を鮮明としている。文字画像データを自動的に学習してルールを設計するAIを開発し、クラウド型OCRサービス「DX Suite」として提供するが、旺盛な需要を獲得しトップラインの伸びが顕著だ。24年3月期営業利益は開発コストの影響で1億8500万円と減益予想にあるが、中間期(23年4~9月期)時点で1億9300万円(前年同期比22%増)と通期見通しを超過している。株価は前週末に値を飛ばしていたこともあり、目先筋の利益確定売りも出ているもようだが、引き続き上値指向が強い。

■テー・オー・ダブリュー <4767>  324円  +9 円 (+2.9%)  本日終値
 テー・オー・ダブリュー<4767>が後場に上げ幅を拡大した。この日、24年6月期第2四半期累計(7~12月)の連結業績予想の上方修正を発表し、手掛かり視されたようだ。売上高の見通しは79億6200万円から93億円(前年同期比45.5%増)、経常利益の見通しは9億7000万円から11億8000万円(同74.3%増)にそれぞれ引き上げた。街頭プロモーションや展示会などのリアルイベントが増加したことが収益を押し上げた。通期の業績予想は精査中で、来年2月8日に予定する第2四半期決算発表時に公表する。あわせて同社は、平均年収アップに向けたベースアップの実施も公表している。

■スペース <9622>  947円  +24 円 (+2.6%)  本日終値
 スペース<9622>が高い。前週末15日の取引終了後、23年12月期の期末配当予想を18円から22円へ増額修正したことが好感された。23年7月14日に創立75周年を迎えたことを記念して4円の記念配当を実施する。年間配当予想は40円(前期36円)になる予定だ。同時に、23年12月期連結業績予想について、売上高を480億円から525億円(前期比12.4%増)へ上方修正した。商業施設分野をはじめとする大型案件の獲得が寄与する。なお、営業利益22億2000万円(同5.9%増)、純利益14億7000万円(同5.4%増)は従来見通しを据え置いている。

■コーチ・エィ <9339>  1,772円  +42 円 (+2.4%)  本日終値
 コーチ・エィ<9339>が続伸。前週末15日の取引終了後、23年12月期の連結業績予想について、売上高を35億5000万円から36億2000万円(前期比0.6%増)へ、営業利益を2億円から3億円(同36.6%減)へ上方修正したことが好感された。第3四半期において、システミック・コーチングによる組織開発ビジネスにおける受注が好調に推移したことに加えて、採用費、人件費、営業・マーケティング費用などが想定を下回る見込みとなったことが要因としている。

●ストップ高銘柄
 ホリイフードサービス <3077>  428円  +80 円 (+23.0%) ストップ高   本日終値
 中央ビルト工業 <1971>  728円  +100 円 (+15.9%) ストップ高   本日終値
 など、5銘柄

●ストップ安銘柄
 ピクセラ <6731>  1円  -1 円 (-50.0%) ストップ安   本日終値
 ノイル <4893>  196円  -80 円 (-29.0%) ストップ安   本日終値
 アウンコンサルティング <2459>  328円  -80 円 (-19.6%) ストップ安   本日終値
 オプティマスグループ <9268>  2,481円  -500 円 (-16.8%) ストップ安   本日終値
 以上、4銘柄

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