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【市況】株価指数先物【昼】 25日線突破からの一段高は期待しづらい


 日経225先物は11時30分時点、前日比480円高の3万3000円(+1.47%)前後で推移。寄り付きは3万2670円と、シカゴ日経平均先物清算値(3万2605円)を上回る形で、買いが先行して始まった。寄り付きを安値にリバウンド基調が強まり、中盤にかけて3万3000円を回復すると、一時3万3040円まで上げ幅を広げ、心理的な抵抗線として意識されていた25日移動平均線を捉える場面も見られた。

 日経225先物は、円相場が1ドル=142円台と円高が一服するなか、前日の下落に対するカバーの動きが強まった。3万3000円回復後は同水準での保ち合いを見せていたが、ハンセン指数の強い動きがハイテク株への支援材料となるなか、25日線を捉える格好となったようだ。ただし、円相場は再び1ドル=141円台を付ける場面も見られてきており、日経225先物は25日線突破からの一段高は期待しづらいところであり、後場はこう着感が強まりそうである。

 なお、NT倍率は先物中心限月で14.13倍に上昇した。バリュー株のリバランスが強まるなか、寄り付きは14.03倍と若干低下して始まった。ただし、ハイテク株の強い値動きによって次第に日経平均型優位となり、200日線を突破し、8月以来の水準まで上昇している。為替にらみとなるものの、NTロングでのスプレッドを取りに行く動きが強まりそうだ。

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