市場ニュース

戻る
 

【注目】本日注目すべき【好決算】銘柄 マクビープラ、ドリムアーツ、笑美面 (14日大引け後 発表分)

マクビープラ <日足> 「株探」多機能チャートより

 12月14日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

 マクビープラ <7095> [東証G]  ★今期経常を30%上方修正・最高益予想を上乗せ
 ◆24年4月期の連結経常利益を従来予想の28億円→36.5億円に30.4%上方修正。増益率が32.8%増→73.1%増に拡大し、従来の8期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。主要取引先である金融業界とウェルネス業界の顧客からの売上高が堅調に推移していることに加え、3月に完全子会社したAll Ads(旧ネットマーケティング)がテクノロジー活用などのシナジー創出で大きく成長したことを反映した。

 ツクルバ <2978> [東証G]  ★今期最終を40%上方修正・最高益予想を上乗せ
 ◆24年7月期第1四半期(8-10月)の連結最終損益は4500万円の黒字(前年同期非連結は1億1000万円の赤字)に浮上して着地。併せて、通期の同損益を従来予想の1億2500万円の黒字→1億7500万円の黒字(前期非連結は1億6500万円の赤字)に40.0%上方修正し、従来の7期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。
  投資有価証券の売却に伴い、売却益5000万円が発生することが最終利益を押し上げる。

 ドリムアーツ <4811> [東証G]  ★今期経常を26%上方修正・最高益予想を上乗せ、初配当実施へ
 ◆23年12月期の連結経常利益を従来予想の4億0600万円→5億1100万円に25.9%上方修正。増益率が2.2倍→2.8倍に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。クラウド事業で既存顧客からのアップセルが好調に推移したことに加え、プロフェッショナルサービス事業でSaaS導入支援プロジェクトなどの受注が計画を上回ることが上振れの要因。
  併せて、従来無配としていた期末一括配当は初配当20円を実施する方針とした。

 巴工業 <6309> [東証P]  ★今期経常は2%増で4期連続最高益、前期配当を30円増額・今期は10円増配へ
 ◆23年10月期の連結経常利益は前の期比20.3%増の41.1億円に伸びて着地。続く24年10月期は前期比2.1%増の42億円と4期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。今期は機械製品販売事業が収益を牽引する。インド・東南アジアでの拠点展開の加速や再生可能エネルギー関連装置の販売などを計画。
  併せて、前期の年間配当を80円→110円(前の期は53円)に増額し、今期も前期比10円増の120円に増配する方針とした。配当方針を変更し配当性向40%以上を目標に設定。配当利回りは4.28%に上昇した。
  また、中期経営計画の最終年度(25年10月期)目標を売上高540億円、経常利益44億円、ROE8%に上方修正し、PBR1倍の達成を目指すと発表。

 笑美面 <9237> [東証G]  ★今期経常は80%増で3期連続最高益更新へ
 ◆23年10月期の経常利益(非連結)は前の期比4.2倍の9700万円に伸びて着地。続く24年10月期も前期比80.4%増の1億7500万円に拡大し、3期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。今期は前期までに積極採用したコーディネーター(相談員)の本格稼働によってシニアホーム入居の成約数が拡大するほか、ケアプライムコミュニティサイトの収益化開始が寄与し、61.1%の大幅増収を見込む。

 デリバリコン <9240> [東証G]  ★8-10月期(1Q)経常は4.6倍増益・上期計画を超過
 ◆24年7月期第1四半期(8-10月)の連結経常利益は前年同期比4.6倍の7900万円に急拡大して着地。デジタルトランスフォーメーション事業でパートナーシップとマーケティングの強化を進め、顧客基盤を拡大していくことで受注を伸ばし、32.7%の大幅増収を達成した。
  上期計画の100万円をすでに大きく上回っており、業績上振れが期待される。

株探ニュース

株探からのお知らせ

    日経平均