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【市況】NY株式:NYダウは158ドル高、ソフトランディングや利下げ期待

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

米国株式市場は続伸。ダウ平均は158.11ドル高の37,248.35ドル、ナスダックは27.59ポイント高の14,761.56で取引を終了した。

利下げ期待や小売売上高が予想外のプラスとなり景気見通しの改善に寄り付き後、上昇。その後、高値付近から利食い売りも目立ち伸び悩んだ。クラウド需要の低迷見通しを嫌気しナスダックは一時下落に転じるも、10年債利回りが4%を下回るなど金利安で下値も限定的となりプラス圏を回復。ダウは連日で最高値を更新して引けた。セクター別では自動車、自動車部品、銀行が上昇した一方、保険が下落。

バイオのモデルナ(MRNA)は製薬会社メルク(MRK)と開発した個別化ワクチンについて進行した皮膚がんの再発を3年間防ぐ効果があるとの新たな研究結果を発表し、大幅高。半導体のインテル(INTC)は競合エヌビディア(NVDA)やアドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)に対抗し新たな人工知能(AI)チップを発表し、買われた。電気自動車メーカーのリビアン(RIVN)は通信のAT&T(T)と同社の商業用バンなど車両供給を巡る合意を発表し、上昇した。

イベント会社のライブ・ネーション・エンターテインメント(LYV)はアナリストの投資判断引き上げで上昇した。また、オンライン旅行検索会社のトリップアドバイザー(TRIP)はアナリストが同社の新経営陣により収益性があがるとの期待感に投資判断を引き上げ、上昇。ソフトウエアメーカーのアドビ(ADBE)は通期の見通しが予想を下回り、下落した。

会員制倉庫型卸売・小売会社のコストコホールセール(COST)は取引終了後に四半期決算を発表。1株利益が予想を上回ったほか、特別配当を発表し時間外取引で買われている。


(Horiko Capital Management LLC)

《ST》

 提供:フィスコ

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