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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):モダリス、YKT、スパイダー

モダリス <日足> 「株探」多機能チャートより
■モダリス <4883>  121円  +10 円 (+9.0%) 一時ストップ高   本日終値
 モダリス<4883>が急反騰。この日の寄り前、JCRファーマ<4552>と中枢神経系(CNS)疾患を対象とする新規遺伝子治療の開発に向けた共同研究契約を締結すると発表しており、これを好感した買いが集中した。JCRファ独自の血液脳関門通過技術J-Brain Cargoと、モダリス独自のエピゲノム編集技術CRISPR GNDM(ガイド核酸誘導型遺伝子制御)技術を適用した新規遺伝子治療の確立を目指すという。なお、同件による23年12月期業績への影響は軽微としている。

■YKT <2693>  278円  +18 円 (+6.9%)  本日終値
 YKT<2693>が大幅反発。12日の取引終了後、23年12月期の配当予想を、期末一括5円から10円(前期8円)に増額修正したことが好感された。24年2月10日に創業100周年を迎えることを記念して記念配当5円を実施する。

■スパイダープラス <4192>  603円  +37 円 (+6.5%)  本日終値
 スパイダープラス<4192>が高い。12日の取引終了後、帳票をデジタル化する新サービス「S+Report」に関し、関電工<1942>が開発した測定記録支援システム「BLuE」との連携開始を発表。これを手掛かり視した買いが株価を支援したようだ。BLuEがサポートする測定機器でのデータが、デジタル帳票に直接記録できるようになり、検査の実施から報告までの業務プロセスのデジタル化につながるという。

■ウイルコHD <7831>  140円  +8 円 (+6.1%)  本日終値
 ウイルコホールディングス<7831>が急反発。同社は12日取引終了後、24年10月期通期の連結業績予想を公表。営業損益の見通しを1億円の黒字(前期は2億1400万円の赤字)としていることが好感されたようだ。売上高は前期比2.1%増の90億円を見込む。主力の情報・印刷事業ではECサイトを充実させるとともに、ECサイトにおけるデジタル印刷について弾力的価格政策により受注量の増大を図るとしている。

■ニーズウェル <3992>  747円  +39 円 (+5.5%)  本日終値
 ニーズウェル<3992>が大幅反発した。12日の取引終了後、北海道新聞社(札幌市中央区)から、経費精算システムの導入に向けた支援サービスを受注したと発表。これを材料視した買いが入ったようだ。ニーズウェルのITリエンジニアリングサービス「請求管理」を用いて、業務の効率化と省力化につなげる。北海道新聞は新たな本社に移転する2024年に向けて、DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進を図るため、経理伝票の電子化と処理効率の大幅な改善を検討していたという。

■マイクロ波化学 <9227>  1,256円  +52 円 (+4.3%)  本日終値
 マイクロ波化学<9227>が大幅高で5日ぶりに反発。午前11時ごろ、ラボスケールでマイクロ波を用いた鉄鉱石から鉄への還元に成功したと発表しており、好材料視された。これまでマイクロ波での鉄鉱石の還元はスケールアップが課題だったが、同社では、鉱山プロセス開発に向けたマイクロ波技術プラットフォーム「Green Mining-MX」を用いることで、その後の事業化の足掛かりとなるラボスケールでの鉄鉱石から鉄への還元に成功したという。同社では同技術の実用化に向けて、25年までに保有する標準ベンチ装置での実証試験を実施し技術確立を目指すとしており、またその後の事業展開を見据えてパートナー企業を広く募集するとしている。

■クルーズ <2138>  823円  +34 円 (+4.3%)  本日終値
 クルーズ<2138>が3日続伸。12日の取引終了後、子会社CROOZ Blockchain Labが開発したブロックチェーンゲーム「エレメンタルストーリーワールド」を運営するEPOCH FACTORYが発行するトークン「PGT」と「PROJECT XENO」のトークン「GXE」が暗号資産取引所「Bitget」に上場すると発表したことが好材料視された。「エレメンタルストーリーワールド」は、クルーズの100%子会社StudioZが運営するオリジナルのスマートフォン向けパズルRPG「エレメンタルストーリー」のアセットを活用し、CROOZ Blockchain Labが新たなブロックチェーンゲームとしてリリースするゲームで、一方の「PROJECT XENO」は、CROOZ Blockchain Lab開発、EPOCH FACTORY運営のブロックチェーンゲーム。今回の上場により、「PGT」「GXE」の知名度向上が期待されている。

■ネットプロ <7383>  179円  +7 円 (+4.1%)  本日終値
 ネットプロテクションズホールディングス<7383>は6日ぶりに反発。この日、同社の後払い決済サービス「NP後払い」が、ジャパネットたかた(長崎県佐世保市)が運営する公式通信販売サイトに採用されたと発表しており、好材料視された。「NP後払い」は、23年6月からジャパネットたかたが運営するテレビ通販に採用されているが、サービスの利用が順調に伸びていることを受け、同社が運営する公式通信通販サイトにも採用されることになったという。「NP後払い」の導入により、クレジットカードの利用はセキュリティーが不安という人や現金支払いを希望する購入者を取りこぼすことなく、決済ニーズを満たせることが期待されているという。

■くすりの窓口 <5592>  1,800円  +58 円 (+3.3%)  本日終値
 くすりの窓口<5592>が反発した。12日の取引終了後、子会社のホスピタルヘルスケアが開発・運営する外来受診支援アプリ「スマートガイドシステム」に関し、東京大学医学部付属病院へ導入されたと発表。これを材料視した買いが入ったようだ。12月12日現在で、同病院に通う6500人以上の患者がアプリに利用登録している。LINEミニアプリとして、スマートフォンのGPS機能を用いて病院の再来受付に対応した国内初の事例という。

■BBDイニシアティブ <5259>  567円  +15 円 (+2.7%)  本日終値
 BBDイニシアティブ<5259>が一時前日比85円(15.4%)高の637円に買われる場面があった。午前11時ごろ、BtoB事業者向けにAIを活用したインサイドセールス(BDR)支援事業を開始すると発表しており、これを好感した買いが流入した。BDRは、大企業から中堅企業を対象に新規顧客を開拓するために自ら他社へアプローチするインサイドセールスの新しい営業手法。今回、手紙を活用したBDR事業を手掛けるBizion及びBtoB事業者を主なターゲットとしたインサイドセールス事業を展開するRocketStarterの2つの子会社が、24年1月からAIを活用したBDR型インサイドセールス支援サービスの外販営業を開始するとしており、グループ業績への貢献が期待されている。

●ストップ高銘柄
 アウンコンサルティング <2459>  408円  +80 円 (+24.4%) ストップ高   本日終値
 麻生フオームクリート <1730>  890円  +150 円 (+20.3%) ストップ高   本日終値
 ギグワークス <2375>  787円  +100 円 (+14.6%) ストップ高   本日終値
 など、7銘柄

●ストップ安銘柄
 ピクセラ <6731>  1円  0 円 (0.0%) ストップ安   本日終値
 以上、1銘柄

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