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【市況】株価指数先物【昼】 買い一巡後は目先的な達成感からロングの利益確定に


 日経225先物は11時30分時点、前日比190円高の3万2910円(+0.58%)前後で推移。寄り付きは3万3050円と、シカゴ日経平均先物清算値(3万3045円)にサヤ寄せする格好から、買いが先行して始まった。米株高の流れを受けて指数インパクトの大きい値がさ株の上昇が見込まれるなか、現物の寄り付き直前には3万3130円まで上げ幅を広げた。ただし、買い一巡後は目先的な達成感が意識されたほか、米国では11月の米消費者物価指数(CPI)の発表を控えていることもあり、利益を確定させる動きとなった。中盤にかけて3万2850円まで上げ幅を縮めた後は、3万2850円~3万2950円辺りでの保ち合いを継続している。

 日経225先物は、25日移動平均線が位置する3万2980円辺りでの底堅さをキープできなかったこともあり、持ち高調整に向かわせたようだ。ただし、いったんは達成感が意識されやすく、想定内のこう着といったところである。後場も狭いレンジでの推移が見込まれるものの、25日線近辺での底堅さをみせてくるようだと、ショートカバーを誘う可能性がありそうだ。

 なお、NT倍率は先物中心限月で13.93倍に上昇した。一時13.98倍まで上昇する場面も見られたが、値がさハイテク株などは買い一巡後に上げ幅を縮めており、積極的にNTロングでスプレッドを取りに行く動きは限られている。

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