【市況】東京株式(前引け)=続伸、リスク選好も買い一巡後は伸び悩む
日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより
きょう前場の東京株式市場は朝方からリスク選好の地合いで始まり、日経平均株価は寄り付きでフシ目の3万3000円台を回復した。前日の米国株市場でNYダウ、ナスダック総合株価指数いずれも年初来高値を更新したことで、市場のセンチメントが改善している。ただ、日本時間今晩に11月の米消費者物価指数(CPI)の発表を控えるほか、日本時間14日未明にFOMCの結果発表とパウエルFRB議長の記者会見を控えており、この内容を見極めたいとの思惑から買い一巡後は伸び悩んだ。取引時間中に外国為替市場で円高方向に振れたことも主力ハイテク株などの買い気を削ぐ形となった。前引け段階で日経平均は3万3000円台を下回って着地している。
個別では東京エレクトロン<8035>が堅調、ルネサスエレクトロニクス<6723>が買われ、ディスコ<6146>も上値を追った。SCREENホールディングス<7735>も高い。アウトソーシング<2427>が商いを膨らませ値上がり率トップとなったほか、ジェイリース<7187>、物語コーポレーション<3097>などの上げも目立つ。半面、東京電力ホールディングス<9501>が利食われ、ゼンショーホールディングス<7550>も安い。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクも軟調。ダイダン<1980>、学情<2301>などが急落したほか、ファーマフーズ<2929>も大幅に値を下げた。
出所:MINKABU PRESS