【材料】ウォルグリーンが下げに転じる ムーディーズがジャンク級に格下げ=米国株個別
(NY時間15:37)(日本時間05:37)
ウォルグリーン<WBA> 22.94(-0.23 -0.97%)
ダウ採用銘柄のウォルグリーン・ブーツ・アライアンス<WBA>が終盤になって下げに転じている。一時22.50ドルまで下落。ムーディーズが同社の信用格付けをジャンク級に引き下げた。同社の売上高に対する負債の高さと、ヘルスケア・サービスの提供拡大に伴うリスクを挙げている。
「Ba2」への格下げは、同社の頑固なまでに高い財務レバレッジ、利払い能力を示すインタレスト・カバレッジの弱さ、今後12-18カ月に渡って持続すると考えられるフリーキャッシュフロー(FCF)の圧迫を反映させたという。
なお同社はS&Pグローバルでは投資適格級の最低のランクを維持し、フィッチからは格付けされていない。2つの格付け会社からジャンク級に格下げされた場合は「堕天使」とみなされる。
同社は23年度に債務を圧縮し、24年度も返済を続けるとしているが、新戦略のコストと消費環境の悪化により、同社の24年度末の債務負担はEBITDAの6倍前後でピークを迎え、その後25年度に回復の可能性が高いとしている。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
ウォルグリーン<WBA> 22.94(-0.23 -0.97%)
ダウ採用銘柄のウォルグリーン・ブーツ・アライアンス<WBA>が終盤になって下げに転じている。一時22.50ドルまで下落。ムーディーズが同社の信用格付けをジャンク級に引き下げた。同社の売上高に対する負債の高さと、ヘルスケア・サービスの提供拡大に伴うリスクを挙げている。
「Ba2」への格下げは、同社の頑固なまでに高い財務レバレッジ、利払い能力を示すインタレスト・カバレッジの弱さ、今後12-18カ月に渡って持続すると考えられるフリーキャッシュフロー(FCF)の圧迫を反映させたという。
なお同社はS&Pグローバルでは投資適格級の最低のランクを維持し、フィッチからは格付けされていない。2つの格付け会社からジャンク級に格下げされた場合は「堕天使」とみなされる。
同社は23年度に債務を圧縮し、24年度も返済を続けるとしているが、新戦略のコストと消費環境の悪化により、同社の24年度末の債務負担はEBITDAの6倍前後でピークを迎え、その後25年度に回復の可能性が高いとしている。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美