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【市況】株価指数先物【昼】 自律反発のなかで先週末の下落部分を吸収


 日経225先物は11時30分時点、前日比530円高の3万2730円(+1.64%)前後で推移。寄り付きは3万2600円と、シカゴ日経平均先物清算値(3万2520円)を上回り、買いが先行して始まった。ボリンジャーバンドの-1σが位置する3万2520円を明確に上放れると、現物の寄り付き後ほどなくして一気に3万2860円まで上げ幅を広げ、25日移動平均線までのリバウンドを見せた。25日線が心理的な抵抗として意識されるなか、買い一巡後は3万2700円~3万2800円辺りでの保ち合いを継続している。

 日経平均株価は寄り付きの時点で12月のSQ値である3万2639.57円を上回り、センチメント改善につながった。週末の米国市場の上昇のほか、為替市場では円高が一服したことで先週の急ピッチの調整に対する自律反発となった。ただし、25日線までの戻りを見せたことから、いったんは達成感が意識されやすいところだろう。そのため、後場は狭いレンジでのこう着になりそうだ。

 なお、NT倍率は先物中心限月で13.91倍に上昇し、75日線が位置する13.88倍を上回っての推移となった。もっとも、先週末の低下部分のリバウンドであり、こちらも自律反発に伴うリバランスは一巡しているだろう。

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