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【市況】注目銘柄ダイジェスト(前場):HEROZ、鳥貴族HD、FBなど

HEROZ <日足> 「株探」多機能チャートより

HEROZ<4382>:1575円(+300円)
ストップ高。先週末に上半期の決算を発表、営業利益は2.5億円で前年同期比6.7倍となり、第1四半期0.7億円との比較でも8-10月期は大幅増益になっている。据え置きの通期計画4億円、前期比55.1%増は上振れ推移との見方が優勢になっている。AI/DX事業では、顧客獲得活動が功を奏しBtoBが大幅増収、BtoCも将棋ブームを追い風に成長。AI Security事業も、顧客数が継続的に増加して売上は堅調に推移しているようだ。


鳥貴族HD<3193>:3335円(+501円)
ストップ高。先週末に第1四半期の決算を発表、営業利益は7.5億円となり、前年同期0.6億円から急拡大する形になっている。据え置きの上半期計画9.8億円、前年同期比2.7倍に対する進捗率は76.9%の水準に達している。想定以上の好進捗として業績上振れが意識される状況となっているもよう。客数増を中心とする既存店売上高の順調な拡大でコスト増を吸収する形に。


FB<3843>:1364円(+241円)
大幅反発。先週末に上半期の決算を発表、営業利益は30.7億円となり、通期予想は従来の50億円から55億円、前期比37.2%増に上方修正している。MVNO向け支援事業の規模拡大に加え、企業・クリエイター5G DX支援事業におけるアフィリエイトサービスの顧客獲得、5G Homestyleのサービス提供戸数の順調推移などが背景。また、未定としていた年間配当金は前期比19円増の27円とすることも発表している。


アルトナー<2163>:1937円(+211円)
大幅反発。先週末に第3四半期決算を発表、累計営業利益は11.7億円で前年同期比25.0%増となり、通期予想は従来の13.3億円から15.3億円、前期比27.8%増に上方修正している。技術者単価の上昇や新卒技術者の前倒し配属の影響などが上振れ要因、今後も、来期に向けて引き続き技術者要請が高まっていくと想定しているようだ。また、年鑑配当金も従来計画の69.5円から75円に引き上げ、前期比では15円の増配となる。


アウトソシング<2427>:1453.5円 カ -
ストップ高買い気配。MBOの実施を発表している。米投資ファンドのベインキャピタルが24年1月下旬をめどに1株1755円でTOBを行う計画。TOB価格は先週末終値に対して5割強のプレミアムとなっており、TOB価格にサヤ寄せを目指す動きとなっている。M&Aによる事業拡大で経営管理が難しくなっているため、非公開化で効率化を急ぐもよう。創業者の土井社長はTOBに応募した上で、非公開化後に5%を上限に再出資するようだ。


シンバイオ製薬<4582>:267円(+42円)
大幅に5日ぶり反発。米国血液学会年次総会で、注射剤ブリンシドフォビル(IV BCV)の免疫不全患者でのアデノウイルス(AdV)感染症を対象に実施中の第2a相臨床試験の抗ウイルス効果を示すPOC(概念実証)データが発表されている。それによると、血中AdV消失が100%の患者に確認され、うち90%は治療後4週間以内に消失が確認された。IV BCVの安全かつ有効な用量が実証され、第3相臨床試験への移行を支持するものとしている。


メディアS<4824>:308円(+14円)
大幅に続伸。24年7月期第2四半期累計(23年8月-24年7月)の営業利益予想を従来の0.21億円から0.32億円(前年同期実績0.26億円)に上方修正している。利益率の高いスクール管理システム「マイクラス」の受注が引き続き好調なため。通期予想(0.43億円)は、マイクラスの引き合いが好調に推移する前兆がある一方、未確定要素があることから据え置いた。修正が必要と判断した場合は、速やかに開示するとしている。


カラダノート<4014>:589円(+6円)
続伸。24年7月期第1四半期(23年8-10月)の営業損益を0.05億円の黒字(前年同期実績0.53億円の赤字)と発表している。家族サポート事業の累計契約者数が9500人を超えるまでに伸長した。また、フロー型ビジネスのライフイベントマーケティングで大手企業向けのPoC案件の新規受注・完了に加え、ヘアケア・衛生用品関連商材への送客が堅調に推移し、黒字転換に寄与した。通期予想は0.50億円の黒字で据え置いた。

《ST》

 提供:フィスコ

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