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【注目】本日注目すべき【好決算】銘柄 フリービット、鳥貴族HD、HEROZ (8日大引け後 発表分)

フリービット <日足> 「株探」多機能チャートより

 12月8日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

 フリービット <3843> [東証P]  ★今期経常を16%上方修正・最高益予想を上乗せ、未定だった配当は19円増配
 ◆24年4月期の連結経常利益を従来予想の45億円→52億円に15.6%上方修正。増益率が21.4%増→40.3%増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。MVNO向け支援事業の規模拡大やアフィリエイトサービスの好調な顧客獲得に加え、集合住宅向けインターネットサービスの提供戸数が順調に推移していることなどを織り込んだ。戦略投資の効率的実施や販管費を中心に費用支出が想定を下回ることも上振れにつながる。
  業績好調に伴い、従来未定としていた期末一括配当は27円(前期は8円)実施する方針とした。

 アルトナー <2163> [東証P]  ★今期経常を16%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も5.5円増額
 ◆24年1月期第3四半期累計(2-10月)の経常利益(非連結)は前年同期比24.8%増の11.7億円に伸びて着地。主要顧客である自動車関連や半導体製造装置関連メーカーの旺盛な開発意欲が継続するなか、技術者数の増加や新卒技術者の前倒し配属によって稼働人員が前年実績を上回ったうえ、技術者単価も上昇したことが寄与。
  併せて、通期の同利益を従来予想の13.2億円→15.3億円に15.7%上方修正。増益率が10.4%増→27.7%増に拡大し、従来の9期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。
  業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の69.5円→75円(前期は60円)に増額修正した。配当利回りは4.35%に上昇。

 鳥貴族HD <3193> [東証P]  ★8-10月期(1Q)経常は12倍増益で着地
 ◆24年7月期第1四半期(8-10月)の連結経常利益は前年同期比12倍の7.5億円に急拡大して着地。新型コロナウイルス感染症の5類移行に伴う人流の回復を背景に既存店売上高が大きく伸び、33.6%の大幅増収を達成したことが寄与。
  上期計画の9.6億円に対する進捗率は78.1%に達しており、業績上振れが期待される。

 クロスプラス <3320> [東証S]  ★今期経常を32%上方修正、配当も3円増額
 ◆24年1月期第3四半期累計(2-10月)の連結経常利益は前年同期比3.1倍の21.4億円に急拡大して着地。経済活動の正常化を追い風にアパレル卸売で専門店向けが好調に推移したほか、アパレル小売も店舗、ECともに大きく伸びた。アパレル卸売における価格転嫁の継続や付加価値を高めたNB商品の販売好調、アセアン生産比率の上昇による原価低減も大幅増益に貢献した。
  併せて、通期の同利益を従来予想の14億円→18.5億円に32.1%上方修正。増益率が3.4倍→4.5倍に拡大する見通しとなった。
  業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の24円→27円(前期は12円)に増額修正した。

 アイル <3854> [東証P]  ★8-10月期(1Q)経常は57%増益で着地
 ◆24年7月期第1四半期(8-10月)の連結経常利益は前年同期比56.8%増の11.4億円に拡大して着地。主力のシステムソリューション事業で製販一体体制をはじめとした利益向上施策の継続によって案件回転率が向上し、売上高、経常利益ともに四半期ベースの過去最高を更新した。経済活動の本格再開を背景とした旺盛なDX需要を確実に取り込んだ。

 HEROZ <4382> [東証S]  ★上期経常が5.6倍増益で着地
 ◆24年4月期上期(5-10月)の連結経常利益は前年同期比5.6倍の2.1億円に急拡大して着地。AI/DX事業でLLM(大規模言語モデル)関連案件の増加や大型案件の獲得などによってBtoBサービスが大きく伸びたほか、直近の将棋ブームを追い風にBtoCの将棋ゲームも安定した収益を確保した。また、前期第2四半期に連結子会社化したバリオセキュアとストラテジットの業績上積みも収益を押し上げた。

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